奥山陽一のコラム

2013/07/07

三ヶ日経由 東京 日肖写4

 

前日の楽しい懇親会から一夜明け、朝9時半から合評会。

北海道の会員は帰りの飛行機の時間もある為に会の御厚意で全て午前中の枠に入れてもらった。

 

プログラム通りだと私の作品が一番最後になっている。

本来いつもなら会長の作品が一番最後なのだけど、今回はわざとに一番最後にされていたらしい。

 



 

 

この数年若手の会員を育てる為にという事で4人の代表が合評会の司会進行をする流れになっていて、私も10年くらい前から毎年司会をさせて頂いている。

作品を掲示したり、会場でマイクを持って走るのも若手。

 

司会者は自分の思うままに自由に進行していく事になっている。

 

最初に司会をさせてもらった時はかなりドキドキだった。

今とは違ってガンガン意見が飛び交う盛り上がりの中、もっと大きな声で司会やれよ!と怒られた事もある。

 

そのうちに慣れてくると会員の誰がどんな作品を作っているかも解ってくるのでそれに合わせて指名したりも出来るようになってきた。

 

まあ10年もやれば今では好き勝手にやらせてもらっているがそれでも緊張する。

でも司会や作品係りは間近に作品を見ながら先輩達の話も聞けるので非常に勉強になると思っている。

 

今回は一番初めに司会が当たっていたが北海道の作品が並ぶ事もあり、二番手でやらせて頂くことになった。

 

いよいよ合評開始。

だいたい時間を見ていると一人10分くらいのペースだ。

いよいよ私の作品が登場。

 

66年の日肖の歴史の中でこんな作品は今まで出てこなかったという意見や、これは写真として認められるのか?等々

多くの御意見を頂いた。

途中作者の意図を先に聞きたいと言われたがお断りをした。

色々と議論が飛び交う中、最終的に写真は平面の表現であるというところに落ち着いた。

 

複写をしたりして更に平面の中で表現をすれば素晴らしい作品になっていくという事で落ち着いた。

 

何故か私の作品だけ30分も時間が費やされた。

 

誰かに流石問題児の作品だなと笑われた。

 

次は平面でもっともっと表現してきますと言うと会場から拍手を頂いた。

合評会で拍手って・・・

 

 

その後私の司会の出番。

 

日肖写の問題児の奥山ですと御挨拶をし、私は若手から先に意見を言ってもらい、その後に大御所の皆様に御意見を頂戴するという事を説明した。

 

若い人が今の自分のレベルで感じた事を言う。

その後に先輩達の意見を聞いて自分との違いを感じてくれたら良い。

 

最初に大御所が言葉を発すればそれ以上は言いづらくなるだけで結局静かなつまらない合評会になるだけなのだ。

 

大御所達から言わせれば、そんなこと関係なく自分が思うことを言えば良いじゃないか!と言うかもしれないし、私もそう思うけど、組織として考えた時には決して良い結果は生まれない。

 

そんなことをしていれば強いリーダーの方向性だけにしか進めない組織になってしまう。

日肖の会長は強烈だけど、昔この事で噛み付いた事がある。

 

 

そうじゃない!と否定するのは良くないと・・・・

 

 

組織の代表はどんな分野の代表であっても大変なご苦労をされるもの。

しかし否定から入ってしまうと組織ではなくなって、個人を中心とした集いでしかなくなり、衰退化が加速されてしまう。

自分が興した会社の社長職とは違うのだ。

 

会長は其の辺懐が広い。

 

それからは黙って進行を見守るかのようにしながら締めの時に色々と話をしてくれる。

散々議論を交わした後に意見を出した側も其々がなるほどなあと受け入れ、其々が自ら考えることが出来るのだ。

もしかしたら其々の意見を聞きながら会員のレベルをニヤニヤしながら見ているかもしれない。

でも組織はそれくらいが丁度良い。

 

 

そんな事で若手から指名していくのだけど・・・・

 

あれ??

 

若手が殆ど居ないじゃないか・・・・

 

あちゃあ~~~~!

 

こりゃあやりづらいわ 笑

 

そんなこんなで私の進行も無事? 終了

 

その後は飛行機の時間があるので途中で退席させて頂きました。

 

熱い思いのまま旭川に到着。

美瑛のM君と二人で安着祝い

0時過ぎまで語り合いました。

 

日肖写は楽しい。

良く解らないけど楽しい!

 

今年もまた一つ熱い夏の祭りが終了・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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