2012/06/29
北営協全道大会2
大会本番。
12時半受付開始という事でのんびりしながら札幌駅まで北見のF君を迎えに行き、
フジフォトサロンで開催されていた北営協の会員による写真展に顔を出した。
私も今年で入会25年が経った。
作品展は初期の頃から参加しているが、今回の写真展は上手い下手は別にしてこの業界がデジタル化されてきてる事などから多少表現の幅が広がってきているように思えた。
レベル的にはまだまだお話にならないレベルだけど、営業写真という枠の中で過去から見れば多少自由度が増してきているのだろうか。
ネガの時代と違いデーターを扱う以上誰もが見た目綺麗な写真を写せるようになってきた。
綺麗さだけを追求している人もいるが、やはりその上を行くには表現力が絶対に必要とされてくる。
2012/06/29
北営協全道大会
27日、28日の二日間、毎年恒例の北営協ゼネラルスクーリングに参加してきました。
今年の全道大会は札幌で開催された。
前日の26日は講師を囲んでの前夜祭。
今年の講師は日本一の和装の振り付け師と言われている石川講師。
石川講師は私が御世話になっている風の会のメンバーでもあるので前夜祭から参加させて頂いた。
2012/06/20
初体験
2012/06/18
九十九大学にて
今日は朝から文化センターで九十九大学の授業の講師に招かれ講演をしてきました。
連日連夜徹夜が続き、肩凝りと頭痛に見舞われています。
講演の内容は昨年の東日本大震災の直後に福島の地を撮影して歩き、今年も昨年と同じ日に福島の地で撮影をさせて頂いたので、その事について講演をして欲しいとの事。
2012/06/17
風の会3
6月13日
9時30分に出発という事で目覚ましを5分おきに3つセット。
3つ目でやっと布団から這い出た。
身支度を整えているとFからモーニングコール。
このモーニングコールに何度助けられた事か・・・・
部屋の入り口に朝食のパンを置いてあるとの事だった。
代表がFに、朝食に間に合わないのだろうから置いておいてやれとの事。
感謝と共に私もこういう気遣いが出来るようにならなければならないと朝から身が引き締まる思いだった。
その後葉山の貸しスタジオに移動。
昭和8年に建てられた民家をそのまま貸しスタジオとして開放しているようなのだけど、外観を見ているだけでも色んな絵が浮かんできた。
撮影会はモデル3人のヌード撮影会。
ヌードは私の得意分野。
風の合評会にも普通に持って行っている。
私の中ではヌードであってもお客様を撮影する以上立派な営業写真だと思っている。
今回の撮影会はヌードを主と考えると痛い目にあう。
趣旨はいかなる場所に対してでも瞬時に光を読みとる能力を高める事なのだ。
くじ引きでグループ分けをし、更にくじ引きでモデルを決める。
6人一組のグループ編成。
私のグループのコーディネーターは一昨年のフジコン金賞作家でもあるKさん。
私は風に入会してからもあまり顔を合わせる事も無く殆ど会話をした事がない。
もちろん日本の営業写真家ではトップクラスに位置していて全国各地で講師をされている大御所だ。
いよいよ撮影開始。
私はKさんの動きとモデルに対しての言葉の掛け方等をジッと観察していた。
見た目は不動産系か893タイプなのだけど目が非常に優しい。
そして撮影開始から直ぐにモデルと自然に打ち解けている。
モデルを良い意味で呼び捨てにしながら自然と近付き誘導していく。
なるほどなあ・・・
同じグループの人達は遠巻きに撮影している。
撮影会は皆似たような写真になりがちだ。
案の定皆が同じ方角から撮影している。
最初の場所は今回の趣旨とはちょっと違うような気がしたので数回シャッターを切ってから周りに何か面白い光が無いか探した。
面白いもの見っけ!
昔のドアの窓ガラスは光がプリズムしたり多重露光のように見えたりするのだ。
私がずっと「ガラスの女」というテーマで色んなガラスや光を通す物を片っ端から覗いていた御蔭かもしれない。
10代の頃からコップや卵のケースやあらゆる透き通る物を覗いていた。
ガラスに油を塗ったり、公園の砂場にガラスを擦り付けたり・・・・
出来上がる写真がフォギーより遥かに濁ってたりもして、合評会では皆からケチョンケチョンに言われてた頃もあったけど絶対に辞めようとはしなかった。
逆に勉強会なのだから今試みているものを出して何が悪いと突っ張っていた頃もあった。
そんな事で、ついつい面白いガラス等を見つけると覗きたくなってしまう。
ラッキー!
なかなか面白いじゃん。
モデルの身体がいくつかにダブって見えた。
丁度ドアガラスの前にKさんが立っていたので邪魔になっても困るのでなかなか自由にドアの角度を調整する事が出来ない。
少しづつ自分の角度を変えながらレンズに反射が入らない位置で何枚かシャッターを切ったところでモデルの立ち位置が変わってしまった。
残念!
でも何とか一枚は使えそうなカットがあったので良かった。
今回は魚眼レンズも用意していたのだけど、もしモデルが表情の良い子なら思いっきり近付いて顔をデフォルメさせてやろうとも考えていたのだが、その場合モデルに数センチの距離まで近付かなければならない為、撮影会では他の人の邪魔になるのでなかなか使えない。
皆さんがある程度撮影したところで様子を見ながら一声掛けて近付き連写するしかない。
それでも何枚かは面白い撮影が出来たので良しとして、そこからは光の見極めに集中することにした。
撮影会の場合自分のイメージする絵とはかなり異なる事が殆どで、周りの人と類似してしまう。
移動しながらの撮影の場合は特に代表が言うように光の見極める能力や感性が大事なのだと感じた。
北海道でも撮影会を何度かやったけど、考え方やレベルが違い過ぎる。
撮影会でストロボを使うこと自体がナンセンスなのだけど、いくら言っても仕切っている人間がそれを理解出来ていないのだからしょうがないのだ。
そういう人間こそこういう勉強の場に参加し少しでも学んで欲しいものだ。
今回の撮影会は本当に良い勉強をさせて頂けた。
その後も順調に撮影が進み、私とF君は帰りの飛行機の時間が迫ってきたので先に失礼して無事に全ての日程を終えた。
帰ってきてから早々にラボから電話があり、フジコンの締め切りが25日までという事に気付いた。
更には18日に生涯学習センターからの依頼で九十九大学で講演をする事にもなっていた。
ヤバイ!!奥山ピンーチ!
福島で撮影してきた写真でビデオを作らなければならないのをすっかり忘れていた。
フジコンの写真もプリントしなきゃいけない。
徹夜続きの毎日だ。
今年も帝国ホテルの扉は重いなぁ・・・・
今回の撮影会の写真の仕上げは当分お預けになりそうだ・・・・