「右の胸と左の胸」は中国上海で開かれた世界撮影家展覧会に出展した作品を見直し、
今までの「ガラスの女シリーズ」を踏み台に、
新たなるスタートというより 振り出しに戻り、
もう一度自分を見つめ直すというところから入り込みました。

私の右の胸では女性に対して常に綺麗で有って欲しいという願いや願望を持ち、
時にはガラスの奥に居る女性が造形で在ったり、
逆に造形に血が通い始めたり…現実的に見える部分を表現したいと考えております。

左の胸では女性の持つ醜悪で神秘的な部分を覗いてみたい欲望を抽象的に表現し、
ガラスの女の可能性とこれからの自分の進みたい方向性や写真を写す作業に対して、
写真を創る作業を加えていきたいと考えております。

幼い頃、空に浮かぶ雲が色んな物に見えたり、
想像したりする事がありませんでしたか?
そんな想像と創造を忘れずに写真の世界で生きていきたいと考えております。