奥山陽一のコラム

2013/02/23

勉強会

 
昨日はうちのスタジオで写真の勉強会。

富良野、美瑛、深川、留萌、美深から写真屋が士別に集結。
 
其々の写した写真に対して何処をどうしたらより良くなるかを研究。

その後会員の写真レベルを上げていかなくてはならないという事から私の提案で今年から今までとは少し違う勉強会をしていく事に。



 

 

毎月会員のスタジオを回りながらライティングを見直し、その後苦手を克服する為に其々が与えられたシチュエーションに対してポーズを着けて撮影。


それをその場で更にどう処理したら良くなるかを考える。

 

 

先ずは戦いの前に腹を満たす事から。

 

我が家で先日オープンした冬音のホルモンを皆で食べ、更には私が味付けしたホルモンも試食してもらった。

 

腹もいっぱいになったところでスタジオで合評会。

活発な意見が飛び交う中、写真に違和感を感じる。

カメラマンとお客様の繋がりがあまりよく見えてこないものが多かった。

 

撮影時にどのようにお客様に接しているのか興味が湧いた。

 

 

合評会の後はスタジオで会員の苦手を克服する勉強会。

 女性らしい手の仕草や身体の重心の掛け方や和装の手足の仕草、親子、夫婦、家族等の構成について徹底的にやりました。



どんな分野でもセミナーで講師の話を聞くだけでは自分がいざやろうとしてもなかなか出来るものでは無いです。

だからこそ実践!

 

 一人一人がポーズを着けて実際に撮影してもらった。

 

やっぱり・・・・

 

写真から感じてきた違和感が何か直ぐに解った。

 

カメラマンを演じきれていないのだ。

 

多分この演じる事が自分の写真に影響しているという事を理解していないのだろう。

 

だから血の気のない形だけの写真になってしまっているのだ。

 

写真はシャッターを押せば誰でも写る時代だ。

綺麗な写真はちょっと頑張れば誰でもそれなりに撮れるようになる。

問題はそこではない。

カメラマンがカメラマンになりきる事が出来なければお客様の良いところを引き出す事は出来ない。

ある意味スタジオはお客様が主役のステージであり、カメラマンやスタッフは照明係や演技指導や脚本家や舞台監督にならなければならないのだと思う。

 

勉強会は深夜1時半過ぎまで行われ有意義な時間を過ごさせてもらった。

 

スタジオ例会.jpg

 

 

 

 

 

 

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