奥山陽一のコラム

2011/11/18

講習会で呆れたはなし。

 

昨日は旭川の写真館協会?だっけ?

 

の秋期セミナーがあり、行って来た。

 

っていうか、本当は私がセミナーの講師をしなくてはならない立場 笑



 

 

 

今年で二年任期の最後。

 

 

昨年は "これからの写真館に必要なもの「想像と創造」" というテーマで私が講師をさせてもらった。

 

今年の役員会ではその延長線上のライティングの実践でセミナーをという話になった。

 

 

しかし私の気持ちの中には色々と葛藤があり、快く受ける気持ちにはなれなかった。

多分写真を一生懸命やっている人間なら私の意を解ってくれるだろうと思っている。

 

ライティングの上手な人達は沢山いらっしゃる。

私ももしスタッフが居ない立場ならもっともっと多くの光を使い分けながら独創的なライティングで写真を楽しんでいると思う。

 

 

しかし会社や組織はちょっと違う。

先ずは誰でも出来る基本のライティングを見せて行かなければならない。

 

その基本のライティングでさえも追求すると奥が深い。

 

私は普段若い人達に指導するのは、プロとして仕事をさせて頂く上で最低限何処の写真屋も通らなければならない部分の大切さを伝えているだけなのだけど、今日教えている事が今日のベストなだけであり、追及していけば更にベストの状態が変わってくるものでもある。

 

たまあに言われるのが、前回教えてもらったライティングと今回のライティングが違うじゃないかということ。

 

 

バカヤロ~~~~!いい加減に解ってくれと思ってしまう。

 

 

私も追及しているのだから、その時はその時のベストであり、その中で多少成長していれば今日はそれ以上に良い結果を残したいではないか。

 

 

誰にでも平等のライティングを教えるが、其々のスタジオの環境や使っている機材で多少の調整は必要であり、それを追求するのは其々の責任の下でしかないのだ。

 

 

まあその辺の話は置いておき、今回のセミナーの講師はお断りした。

その代わりきちんとした講師を私の方で選任させてもらう事にした。

 

 

今回お願いしたのは稚内の矢吹写真館の矢吹氏。

 

 

彼は私と同じ北営協のメンバーでもあり日肖写のメンバーでもある。

私とは違って理論派で、細かく繊細なライティングをするので今回のセミナーに参加される若い人達には良い勉強になるかと考えた。

その反面濃い~話をする人なのでもしかしたら頭の中がゴチャゴチャになるかもしれない。

まあその辺も狙いなのだけど・・・笑

 

 

旭川の会場に向う前に士別のスタジオに寄ってもらい、軽く打ち合わせをしながら昼食を取り、余裕を持って会場入り。

 

 

会場に入ってビックリ。

 

 

宴会用に卓がビッチリ並んでいるではないか・・・・

旭川の役員のKさんに電話をするが私が聞いていたのは食事用とセミナー用の2会場になっているとの事、1会場しかないと言うとKさんも会場の事は別の人が担当だから解らないと言う。

 

ホテルの会場係りの人に聞くと、二つの会場の壁を外して1会場にしているので一応2会場分ですと言われた。

 

なるほどザワールド!

 

って、そんな事言っている場合ではない。

 

 

先に着ていた富良野のYさんと勝手に会場を作り変えてしまおうという事になり、一から会場を勝手に作り直した。

 

ホテルに頼んでいたプロジェクターとスクリーンも無い。

 

ホテルの係りの人は聞いていないと言うではないか。

 

ホワイトスクリーンの変わりにホワイトボードが置かれていた。

多分会場係との打ち合わせのミスなのだろう、大至急用意してくれと頼んだ。

 

 

結局準備にバタバタと動いているのは北営協のメンバーの私を入れた5人だけ。

 

肝心の写真館協会のメンバーは誰一人と会場に居ない状態だった。

 

Yさんがまた切れそうになる。

いつもこうだ、だから協力したくなくなる・・・・

 

うん、ごもっとも!

それにしても元気の良い爺ちゃんだ 笑

 

準備も整い先ずは腹ごしらえ。

お弁当を食べてからスタート。

 

この辺も私には良く解らない。

6時から食事、6時半セミナースタート、8時半終了、9時から居酒屋で懇親会。

 

まあ組織によって考え方が違うのでしょうがないが、普通で考えれば6時スタート9時終了、そしてそれから懇親会でも良いんじゃないかと考えてしまう。

 

講師の矢吹氏も先に飯なんか食ってしまったら眠くなってテンション下がってしまうぞと苦笑い。

 

 

いよいよセミナー開始。

 

 

冒頭の会長の挨拶の中で、とてもありがた~~い一言を頂いた。

 

 

「今回も奥山文化部長の元、今までと一味違ったセミナーを開催する事が出来ました。

この頃この会もだんだん北営協のような勢いになってきたとの声もありますが、とても勉強になる企画をありがとうございます・・・・・」

 

 

思わずジャンケン・・・・ グー!

あいこで・・・ グー!

 

 

グーが出そうになってしまう。

 

なんなら思いっきり腕を振り回してパーでも良いのだが。

 

いやいや、目元に向ってチョキでも面白いかもな。 笑

 

 

私も冒頭の挨拶で 「会長の方から北営協のようになってきたとの事でしたが今日の講師も私と同じ北営協のメンバーであり仲間でもあります」 等々にこやかに話を進めさせてもらった。

 

 

内心 ばかやろー、北営協の席なら逆に怒鳴りまわしてるわい!

 

 

セミナーでは始めにスライドを見ながら世界中の写真家達の作品を通し、矢吹氏の写真に対する思想を話てくれた。

私がサポートしパソコンを操作したのだけど、彼を知っている人は皆想像出来ると思うが時計の針が気になってしょうがなかった。 爆

 

スライドを見終わったのが開始から1時間20分

 

肝心のライティング講習は大丈夫か?

 

気持ちは焦っているが、講師に巻きを入れる訳にはいかない。 冷汗・・・

 

 

やっとライティングに辿り着いた。

 

今回のライティングはバウンズの一灯ライト。

 

発泡の板でボックスを作り前面にデュフューザーを貼ったものを組み立てながら説明してもらった。

ボックスの中でストロボをバウンズさせて撮影するテクニックを見せてくれた。

 

実はこのバウンズボックスは私も3年前に色々と試していたのだけど、スタジオの距離の問題で2灯バウンズが一番良い結果を得ていたので、折角作ったボックスもスタジオの隅にしまったままになっている。

 

広い環境のスタジオならなかなか面白いと思う。

 

 

多少時間はオーバーしたものの色温度の合わせ方等も話して頂きセミナーは無事に終了した。

 

 

その後会場の片付けが始まった。

 

片付けをしているのも何時ものメンバー。

Yさんと孫のS、Kさん、E君、私・・・・ そして講師の矢吹氏

あとはうちのスタッフ4名

 

肝心の主催者である写真館協会の旭川地区会長をはじめとする他の役員は居酒屋の予約をしてある都合上とのこと、先に講師をおいてさっさと消えてしまった。

 

 

まあこのブログは誰が見ているか解らないが、そんなもんは俺には関係ない。

 

 

 

60を過ぎたオッサン達が礼儀もクソも解っちゃいねえ!!

 

若い奴らの手本にならなきゃいけないだろうよ。

 

礼儀でいけば、俺達を残しても講師を一緒に連れて行くのが普通だろ?

 

 

二次会をぶん投げて俺達だけで違う店で打ち上げをしようという声もあった。

 

 

機材を提供してくれたYさんも、協会に機材を貸す気なんてサラサラ無いぞ、今回はお前が企画してるから手伝わないわけにはいかないだろと思って貸したんだ。

あいつらはいつもあんなんだから二度と協力する気は無いと鼻息が荒い様子。

 

おまけに関係の無いうちのスタッフが手伝ってくれている。

まあ私が居るのだからしょうがなく手伝うしか無いのかもしれないけど、決してそうではない。

いつも率先して動いてくれているのだ。

 

役員連中も自分のところのスタッフも連れて来ているのだから自分達が先に消えるのなら若い奴を残して手伝いをさせるという気遣いくらい出来ないのだろうかと首を傾げてしまう。

 

現に居酒屋に着いたら会長のところの若い奴は役員に混ざって平然と座っているではないか。

 

 

私自身この会には今まで殆ど顔を出した事がないのだから口を出す気持ちは一切無い。

役員を受けた責任の中で、二年間自分の責任をまっとうしただけだ。

セミナー終了の時に一言任期終了の挨拶をして退会させてもらおうと考えていたが、講師を招いている手前言葉を呑んだ。

 

私が役員を受ける前から旭川支部のメンバーはどんどん退会してしまったようだ。

組織を見ていればそれも何となく解るような気がする。

 

会員の減少を防ぎ、なんとか増員しなければならないという話をしているのを他人事のように聞いているがその前にもう少し考えなければならない事があるのではないだろうか・・・・

 

 

懇親会終了後は講師の矢吹氏と何時ものメンバーと共にいつものマジックバーで楽しい酒を飲んだ。

矢吹氏はマスターのドヤ顔に相当悔しそうだった。

 

翌日御礼の電話を貰ったのだけど、写真の話ではなくマジックの話とマスターのドヤ顔が悔しいという話で盛り上がった・・・笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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