奥山陽一のコラム

2011/03/19

再会

 

久々に酒を飲んで帰宅。

 

今日は札幌からビデオの関係で講師を招いて当社独自の講習会。

 

その後食事をし、シェリーの蛍のパパが経営するスナックへ。



 

 

普段飲みに出ることは殆ど無いのだけど、今日は講師を招いているので・・・

 

 

さてシェリーの蛍と言って知る人は少ないと思うのでちょいとコマーシャルしておこうかな。

って言っても、かなり前のブログにも登場しているし、うちのHP上で私の古い撮影風景のPVに流れている曲も彼女が当時カシスというグループでデビューした時の曲なのだ。

 

士別市出身で彼女が17歳の時に某ホテルの結婚式場で見掛け、この子は他の子とはちょっと違う物を持っていると私の直感でモデルにスカウト。

 

何度か撮影をさせてもらってるうちに、スポットライトを浴びる事を癖にさせてしまったらしい。

 

その後オーディションを受けるまでになり、なぜかトントン拍子に芸能界デビュー。

 

カシスという6人グループで頑張っていたのだけど、そうそう簡単にスポットライトを浴びせてもらえる世界ではない・・・

 

一人離脱、二人離脱・・・・グループ解散。

 

それでも何とか頑張って、現在3人グループのシェリーとして事務所も変わり再デビューを果たしたのだ。

 

士別に帰郷するとちょくちょく顔を出して近況報告してくれたりもしていた。

諦めずに再デビューを目指し、人生経験を積む為にレストランでバイトしていた事もあるらしい。

そしてようやく再デビューを果たした。

 

今やれる事を精一杯やってみると言っていた彼女。

 

今ではあちこちのイベントに登場するまでになった。

 

ラジオのレギュラーを持ち、土曜日深夜3時半頃のUHB「うたナビ」にもマンスリーで交代しながらだけど出演している。

今月は蛍の出番、明日の深夜も登場する。

 

さてさてその蛍が久々のオフを利用して士別に帰郷していると蛍のパパから・・・

 

久々にパパの店で飲んでる。

そのうち時間あったら会社にでも顔出せよとメールした。

 

その後返信なし・・・

 

と思いきや・・・・

 

店のドアが開いた。

 

マッキンキンの金髪が入ってきた。

 

ほう、士別にもロシアのオネエチャンがいたのか~。

 

こっちを向いて手を振っている。

 

おい俺はロシア語なんて喋れないぞ!こんにちわってロシアじゃ何て言うんだ?

 

ってなくらいにマッキンキンの髪の色にビックリ。

 

挨拶の言葉も無く第一声が「お前どうしたんだその頭?校則違反だろ?www」

 

再会を祝して乾杯。

色々と頑張っているようだ。

笑った顔はちっとも変わってはいないけど、話す内容や受け答えは一回り大人になった感じだった。

 

その後蛍の同級生が二人合流した。

一人は蛍と出会ったホテルで一緒にバイトをしていた子で、気遣いの出来る子でやはり周りより少し浮きだって見えたので蛍と一緒にモデルを頼もうかと思っていた子だった。

札幌で保育士を経て、士別に帰ってきたらしい。

 

もう一人は市内の保育士さんで、昨年卒園の撮影をさせてもらったので覚えていてくれたらしい。

 

せっかく久しぶりに会ったのだろうからと思い、私は少し席を離し背を向けるようにしながら野郎三人で仕事の話をしていたのだけど、蛍が変な気を使ってくれて色々と話しかけてくれる。

 

一人からうちの会社の名前の由来や何故士別に店を出したのかを聞かれた。

 

ここでは省略するが説明をすると蛍以外の二人が自分の夢が何かを悩んでいて、好き勝手に生きてる私や、夢を持って頑張っている蛍が凄いと言っていた。

札幌から帰ってきた子は、お金を貯めて来年にはワーキングホリデーで海外に行くのが目標だけど、その先の夢が見当たらないらしい。

もう一人の保育士さんも食べて行く為に働かなきゃいけないだけで、その先にあるものが見えずに不安を感じていると言っていた。

 

「若い人は夢を持てと言っても、言っている大人達が輝いていないのだからしょうがねえよな。

だから俺は頑張っている若い人を応援したいし、蛍が頑張ってるなら俺もこいつには負けないぞって気持ちになるんだよ。」

 

と言うと、「私も奥山さんには負けないよ」と蛍が応える。

 

ほう、今まで聞いた事のない強気な発言だなあと思った。

 

きっと何かが見え始めてきているのだろう。

芯が強くなってきた感じがした。

 

話の中で札幌から帰ってきた子にうちで働いてみないか?と聞いてみた。

 

「働きたいです。来年までバイトさせて下さい。」

 

「良いよ。明日から稚内勤務なw」

 

一同、わ っ か な い ??

 

「住むところもあるし飯くらい食わせてやるぞ。 ワーホリで海外に行くならそれくらいどうって事無いだろうよ」

 

「稚内で何をしろと?」

 

「学校の仕事や時期的にスタジオでは入学する小さい子が毎日押しかけてくるから適任だと思うよ」

 

「面白そう!でも稚内かあ・・・士別では無理ですか?」

 

「良いよ、うちでみっちり研修して秋口に札幌に飛ばしてやるよ」

 

一同、 さ っ ぽ ろ ~ ~!

 

「札幌から帰ってきてまた札幌ですか~~~?」

 

「出来ない理由ばかり探してんじゃねえ! 大切なのは今出来ることを探すことなんだよ。 何も出来ないなら掃除を頑張るとか、何か探せばやれる事なんていっぱいあるだろう!

今の俺にはただ働きたいという人間はいらない。

俺が次に進むため、そして次に自分で立ってくれる子が必要なんだよ。

三年くらい頑張って次の店をやってくれる子を育てたいし、そういう夢を一緒に見ながら頑張ってくれる子が欲しいんだ。

目標があるから、その為に必要な人間がどういう人間か見えてくるんだよ」

 

「ワー凄~~い!一年だけワーホリしてそれからではダメですか?これだけは絶対にやり遂げたいんです」

 

久々にオネエチャンに 凄~~い と言わせてしまった。w

久しく聞いていない響きだ。

エコーを掛けてくれ、エコーを! すご~~~い~~~~ wwwww

 

あっ、男のロマンの話ではなかったよなw

 

話は戻って・・・・

 

 「さあその時にはこの国の情勢がどう変わっているか解らないし、俺もくたばって居ないかもしれんぞ。w  条件付きなら一年のワーホリで何かを掴んでこいよ。それで俺の前に君が顔を出せるかどうかだね。

そして3年の猶予が2年に減るという事になるからワーホリの一年で成長しておいで」

 

「解りました。ちょっと頑張ってみようと前向きな気持ちになりました」

 

「そう!俺も頑張るから皆も頑張ろうや!!蛍に負けるなよwww」

 

「相変わらず熱いよな~」と蛍が笑っていた・・・

 

「今日はおじさんが御馳走してやるから後は若い人達で楽しんでいきなよ。

その代わり今日の飲み代はうちに地震の募金箱が置いてあるからそこに入れてくれ」

 

「ちゃんと今日振込みで募金してきましたよ~~w」

 

馬鹿野郎~飲み代返せ~!

 

一時間位の時間だったが久しぶりに蛍との再会をし、若い人達からも元気をもらった夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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