奥山陽一のコラム

2009/01/19

定額給付金の話

 

今日久々に東京の記者君から連絡があった?

過去のブログにも書いたことがあるけど、番記者絡みの政治の裏ネタ等、こと話題の耐えない男だが、たまに行き詰ると電話をよこして愚痴る。

優しくて真面目な男だけに、ワイドショー並みに成り下がった世界で何処まで耐えられるのかちょっと

心配な部分も有るが、今のところ何とか耐え忍んで頑張っているらしい。

 

 



記者君 「久しぶりで~す、元気」

私    「お~久しぶりじゃん、何とか生きてるよ」

記    「まあお前は殺しても死なないタイプだから心配はしてないけどさ」

私    「失礼な奴だなあ、俺はシャイでクールでナイーブで・・・」

記    「ハイハイ思ったことの半分も言えない内気な男なんだろw」

私    「・・・お前先に言うなよなあ。 で?何よ?お前から電話が来るということは死にたく

      でもなったのか?w」

 

記    「馬鹿、俺もこの頃打たれ強くなったんだってばw でな、今日は麻生さんの定額給付金の

      話なんだけど、そう言えば何年も前にお前が同じ事を言っていたなあって思い出してさ」

 

私    「あぁ、してたよな。 今回定額給付金の話が出た時に、麻生さんなかなかやるなあって

      思ったけど、蓋を開ければ最悪だよな」

 

記    「やっぱりそう思うだろ?俺も最初は おっ!って思ったんだけど、中身はまるっきり無いに

      等しいというか何というか・・・」

 

私    「あれじゃあ景気回復もくそも無いわな。信念が無いというか、リーダーシップがとれて

      いないと言うか・・・頑張ります、頑張りますって何を頑張るんだい?って感じだよな」

 

記    「それでさあ、もう一度お前の話が聞きたくてさ。 今回の話ってお前が5年前位に話して

      いた事と同じだよな?」

 

私    「同じようでちょっと違うなあ、俺が考えているのは国も民も潤わせる方向に持っていけない

      かという話で、ただばら撒く話じゃないんだ。 ばら撒くだけだから党の為の政治と言われ   

      てしまうし、あんなもんじゃあ景気回復なんて有り得ないだろ?学生さん達位は喜ぶかも

      しれないけどな」

 

記    「有り得ん、有り得ん、今時万札一枚持って何に使って景気回復よ?精力回復にもなら

      んべww でさ、お前の政策をもう一度聞かせてよ。あの頃は奥山は相変わらず何無茶な

      話をしてるんだ?って思って、たいして真剣に聞いてなかったのよ。

      でも今回の話が出た時に、お前の話を思い出してさあ・・・」

 

私   「失礼な奴だなあ、俺は発想や想像の世界に生きている男だぞ、色んな事に意識しながら

     想像や発想していかなきゃ ろくな作品作れないべ。

     俺が考えていたのは、この国は民から取り上げるだけだけで与える事を知らないし、取り上

     げるだけだと何時かどこかで歯車が狂いだすだろうという事だよ」

 

記   「おぉそれそれ!その話!頼むもう一回だけ。今度は耳の穴かっぽじってちゃんと聞くから」

私   「じゃあかっぽじって聞けよ! 簡単に言えば民が国に積み立てをする。

     その積み立て金を低所得世帯から順に配る。そこから3%くらいの金額を国に納めてもらう。

     あの頃俺が話していたのは、国規模ではなく市町村規模の話で、俺の住む士別市に対して

     の話だったはずだけど・・・・」

 

記   「でも国規模でも可能な話だよな?それを単に地方自治体が管理してやれば良いだけの話

     じゃない?」

 

私   「まあそうかも知れないけど、今の政治家のオツムじゃ無理だろうよ。

     まあ規模的に士別の場合人口2万3千くらいなもんだから、市民一人頭1万円を積み立てて

     もらうとすれば、月に2億3千万円の収入だろ?それを月々100人に配当すれば一人230万

     円の収入を得るだろ?そこから3%を市に収めるとしたら6万9千円だよな。

     そうしたら毎月市の方にも690万のお金が転がり込むわけよ。

     吸い取るばかりの政治だとふざけるな!って言われるけど、人間の心理だもん230万も

     現金貰えれば、その中から5万や6万位取られても文句言う人は少ないんじゃないか?

     っていうか政治家ならそれくらいの大胆な発想をするべきだ!っていう話だよ」

 

記   「でもマジに面白いって!絶対有りの世界だよな。 でも結局は一人1万円づつの負担は

     しなきゃいけないし、家族が多いところは負担も大きいんじゃない?」

 

私   「痛みを分かち合うなんて言いながら分かち合った政治家なんか居ないじゃん!必ず返って

     くるんだもん、痛みを分かち合うっていうのはお互い様の話で、今の民は痛めつけられている

     一方じゃないか?家族が多いところは返ってくるのも大きいし、必ず返って来るんだもん

    理解してもらいやすいんじゃないかと思うんだ。 もちろんそれを納得させるだけの説得力や

     情熱を持った人間じゃなければならないけど、今必要とされる政治ってそこじゃないのかな」

 

記   「俺ももし士別がそのくらいの政策をしてくれる街なら引越し考えちゃうかもなw」

私   「だろ?人口増加に少子化対策、ルールすらきちんと分かち合えば景気回復だってしていく

     だろうし、街も潤うだろうな。  まああくまでも俺の単純な発想でしかないけど、麻生さんも

     それくらいの発想とブレない政治をやってくれりゃあなw」

 

記   「まあ秒読み段階に入ってるけど、渡辺喜実の離党問題とか色々大変だわ。

     その件についてはどう思うよ?」

 

私   「別に離党は良いけどさ、お前達マスコミもいい加減にしろよな! 今のようなマスコミの

     やり方だと誰が首相になってもぶち壊す一方だぞ。 渡辺さんにしてもよ、俺は無責任だと

     思うんだ。 応援してくれた民はどう思うよ?離党はどうでも良いけどよ、党員も含めて応援

     してくれた人達が居てはじめて政治家という職を得たんじゃないか、個人の思想も良いけど

     応援してくれた人々が有ってはじめて自分が存在するって事だけは忘れないで欲しいよな」

 

記  「お前もたまには良いこと言うじゃん!w 大人になったなあwww」

私  「おい!電話切るぞ!!」・・・・・

 

こんなくだらない話で電話を切ったけど、久々に毒舌同士の会話は気を使わずに言いたい事が言い合えるので楽しい時間を過ごす事が出来ました。

 

     

       

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