奥山陽一のコラム

2008/11/03

久々のモデル撮影

 
当社では成人さんに和服の撮影だけではなく、自分の好きな私服等でモデル体験をしてもらいながら今の姿を残そうというメニューがある。

今年の一月に、名寄以北の子で、予約当日に事故にあって来れなくなったお客様がいたのだけど、先日電話があり、どうしても残しておきたいという事から、昼間はブライダルの前撮りがあるのでという事で夜の予約を受けた。
翌日には道東方面に朝から走らなければならないから、日をずらしてもらおうかと思ったが、撮影の為に休みまで取ったと言うのでその気持ちに応えるしかない。

また、私服の他に私の作品「ガラスの女」シリーズのモデルもやってみたいと言う話だった。

雪が降り出したが、心配をよそに元気に登場。

始めは慣れるために軽く立ちポーズから、手足の運動w
次第に色々注文をつけながら動いてもらう。
女は化ける!w どんどん表情が生き生きと変わってくる。

こちらも出来る限りモデルさんの良い角度を探しながら、次のステップを考える。

今日のモデルさんヒールを履いたら175センチ・・・デカッ!
デカイ女性を見ると悔しくなる・・・うちでは背の話は禁句ですwww

デカイから悔しくて、あえてマクロレンズで目だけにピントを合わせてみた。(デカイのは関係ないですがw)

優しい目、鋭い目、色々注文する。

目だけで表現するのもなかなか面白い。

新しいセットで撮影してみたり、色々実験的にも撮影してみた。

今後の為の手応えはあったような無かったような・・・

撮影も進み、いよいよガラスの撮影。

普段はヌードだけど、背丈のバランスを考えるとヌードには向かないと判断し、キャミソールで撮影する事にした。

先程の目の撮影のせいか、どうしても寄ってしまう。

今度はガラスの中で唇を使って、女を表現してみる事にした。
ガラスに近付けたり離したり・・・呼吸の仕方を変えてみてもらったり・・・モデルさんとは別の女が浮かんだり消えたり・・・

面白い! ストロボを強くしたり、モデリングランプだけで写してみたり、色々試してみた。

今年の夏の全国大会で、自分の言われた弱点を克服するように意識しながら夢中でシャッターを切り続けた。

まあまあ手応えを感じたところで撮影終了。

やっぱり作品と言う自己主張出来る撮影は面白い。
同時に撮影しながら考えた光を次回はもう少し煮詰めてみたいと思う。
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