ガボッ! バシャッ!
静かな水面が突然と揺れ動きだし、一瞬にして10数センチは あろうかというネズミが水中に引きずり込まれる・・・ その後何も無かったかのように静寂が訪れる。
昨日までの充電も完了し、身体が軽くなった事にホッとしていると夏休み中の相棒からの電話が鳴った。 毎年二人で旅行に出掛けるのだけど、その相談の電話だった。 写真の大会も終わり、今日までは充電期間だという事で、 急遽昼から夏恒例のライギョ釣りに出掛ける事にした。
2時頃ポイントに到着したが、竿を振るには暑すぎだった。 太陽の日差しを浴びながら、竿を振るたびに汗が流れ落ちる。
さすがの相棒も、暑い、暑いと言いながらへばっていた。
そんな矢先、カエルのルアーに突如として襲い掛かる黒い影。
ライギョだ!
ライギョは元々中国や台湾からの外来魚で、繁殖率が高く、戦中に食用として持ち込まれた魚です。 ライギョ→雷魚 鋭い歯で獲物に食いつくと、雷に当たるまで離さないというところから雷魚と名付けられた。
肺呼吸をし、夏の水温の高い時間帯に活発に行動をし、餌を捕食します。 食い気が多く、目の前を動くものに食いつく習性があり、自分の産んだ稚魚にでさえ食いついてしまうほどです。
元々北海道には生息しないはずなのだけど、この辺では美深の道の駅の裏の沼や、智恵文に、かなりの数の繁殖が見られております。
名古屋辺りの水路などには70センチを超える大物が潜んでおり、モンスターと呼ばれるゲームフィッシュのターゲットとなっており、北海道では60センチを超える物をモンスターと呼びます。 10代の頃から毎年モンスターを狙って通っていましたが、 士別に住んでからは、いつでも釣りにいけると思うと、それほど 釣りたいと思うターゲットでは無くなってしまいましたが、夏の写真の大会が続く時、何も考えたくない時や、逆に集中力を高めたい時にはフラリと竿を振りに出掛けてしまいます。
餌は カエルやネズミの形をしたルアーを使います。 水面一面に藻が生えており、その中にルアーを投げ入れ、 藻の上をチョンチョンとカエルが跳ねるようにしながら竿を操ります。
ひたすら同じ動作を繰り返すだけ。
ただし頭は使いませんが、目と耳を使います。
肺呼吸をするので、たまあに水面でカポっと言う音を立てて呼吸をしに顔を出します。 音が聞こえると、感覚だけでその方向に投げ入れます。
耳を澄ましていると、ガブッガブッとエビ等を捕食して噛み砕いている音があちこちで聞こえます。これも狙いです。
藻の切れ目も絶好のポイント。
投げ入れて、ゆっくりとルアーを操って巻いてくると水面がフワッと盛り上がると、当たりの予感・・・・ 一瞬動きを止め集中します。
ガボっ! ルアーが目の前で水中に引きずり込まれ、その瞬間 竿が急に重たくなり水の中にどんどん引きずり込まれていきます。 マス類と違って左右に走ったりはしませんが、竿をしっかりと立て底に潜り込まれない様に耐えるしかありません。
そんなスリル満点の瞬間が突然と襲ってきました。
デカイ!かなりデカイ! ガボっというよりドカンという感覚の後いきなり引きずり込まれました。
飛び出して食らい付くのは40センチ未満。 ガボッと音を立てて食らい付くのは50センチ前後。 それ以上の大物は静かに現れ一瞬にして獲物を引きずり込みます。
まさしく大物の予感。
竿が弓なりのままどんどん引きずり込もうとしています。 耐えるしかありません。 ラインが切れる手前ギリギリの設定でリールを調整します。 ラインを出されると藻の中に逃げ込まれ、重みが数倍になってしまいます。 そうなると、うまく針を外されるか、ラインを切られるかのどちらかです。
なんとか竿とリールを操りながら引きずり上げました。
デカイ! 今年の初物がいきなりのモンスター。 メジャーを当てると68センチ。 相棒もビックリ無言のままでした。
そっとリリースして、更に記録に挑戦。
何度も当たりはありますが、なかなかタイミングがあいません。
5,6回バラした後にようやく二度目のヒット。 食いつき方は40センチ以下のはずでしたが、藻の中に潜り込まれたせいか、なかなか上がってきません。
相棒が飛んできたので、竿をバトンタッチ。
真剣な顔で格闘してる姿は、一著前の釣り師のようでした。 無言で獲物を見つめる目は、まさしく狩猟民族w
なんとか釣り上げることが出来たようです。
計ってみるとやはり40センチ弱でしたが、相棒は達成感でいっぱいの表情でした。
その後は7時半頃まで竿を振り続けましたが、相棒は私が竿を仕舞っている最中でも、黙々と竿を振り続けておりました。
帰りの道中、今年の旅行は雷魚釣りでも良いよとのこと、すっかりハマったようですw
(2008.8.2[Sat])
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