友人の報道カメラマンから電話が鳴った。
「聖火リレーの取材に行ってきたよ」
「何か良いカット撮れたかい?」
「俺が撮りたいものと、会社の撮りたいものが違うからさあ」
「だいたいニュースで流れる映像なんてお決まりのものばかりなんだから、チャチャっと写して、あとは自分の撮りたいものに集中すれば良かったじゃん」
「まあなあ〜・・・それよりお前の日記に聖火リレーについて何か書いてあるんじゃないかと覗いたけど、これについてはコメント無しかい?」
「無いと言えば無いし、有ると言えば有るような・・・宗教的な要素もあるし、政治的要素もあるし・・・」
「そうなんだよなあ、どのマスコミも聖火リレー中に起こった暴挙みたいなもんばかりで、本質には触れてはいないんだよなあ」
「だろ?お前もどうせ暴動が起きたらその瞬間を撮れとか、警察に取り押さえられるような瞬間を写して来いって言われただけだろ?」
「そうなのよ、俺は卓球の愛ちゃんに張り付く役だったんだけど、図体のでかい奴らに囲まれて炎の先っぽくらいしか見えなくて・・・・なんだかなあ〜・・・お前は今回の騒動についてはどう思う?」
「俺かぁ?うぅ〜ん・・・俺なら今年の聖火リレーは中止するだろうな」
「中止!?」
「ああ、中止だよ。 それか早急にトップ同士の話し合いをさせてきちんと建設的な意見を交換して、譲り合うしかないだろうよ。そっちの方が先だよな?これだけの騒ぎを起こしてるんだもん、どっちもどっちだわな。 どっちもくせ者同士なんだから、双方共に沈静化させるだけの力は持ってるだろうよ」
「でも、中止となりゃ世界中大騒ぎだろ?」
「騒がせれば良いじゃん。だってよ、聖火リレーを絶対にしなきゃいけない法律なんてないわけよ。これだけ世界中で騒がれてるけど、警備に掛かる予算や色んな事考えてみろよ? それに、お前達マスコミ報道陣が火に油を注いでいるようなもんなんだぞ! ガキの頃、喧嘩になりそうになって、誰かが騒ぎ出したり止めようとした瞬間にワァーッと火が着いちまう事だってあっただろ? 特にお前と俺が殴りあった時なんて、お前が俺にコテンパンにやられてたのに、誰かが止めに入った瞬間に突然粋がりやがって、抑えられてる俺に一発入れやがったよな 笑」
「ゲゲッ!まだ覚えてやがる・・・あの時は俺が隙を見せた瞬間にお前のパンチが入って歯が欠けてさ・・・おまけに小さいからすばしっこくて何発もらったことか、一発くらい返さなきゃなあ・・・笑」
「そりゃそうよ、俺はちっちゃいから捕まったらアウトだもん。 でも、止められてから急にお前がデカイ声上げて調子に乗り出したんだよなあ」
「あれ?そうだっけ?俺この頃アル中ハイマーだから記憶が飛ぶんだよなあ 笑」
「まあ良いんだけどよ 笑・・・でな、このままオリンピックの本番を迎えてみろよ、俺は双方の問題以外に連鎖反応的な事件でも起きるんじゃないかと思ってるんだ」
「それは間違いなく想定できるよな、騒動にまぎれてテロ的な事件が起こるかもしれないし・・・」
「だろ? それに聖火リレーが中止になったら、くだらない血を流さずに世界中でもっと真剣に平和について考える事も出来たかもしれないだろ?お前達マスコミもそこまで考えてきちんと報道というものを主張してくれれば良いんだけどなあ」
「まあなあ、俺一人の力じゃどうにもならないんだけど肝に銘じておくよ」
「まあどちらにしても、中国側はオリンピック本番前だから躍起になって騒動を治めようと動くだろうよ。 チベット側にすりゃあ、オリンピックという名の人質を捕っているよなもんだからなあ。まあどっちも狸オヤジみたいなもんだわ 笑」 「どっちが化けきれるかどうかだよなあ、オリンピックという名の人質かあ・・・うまい事言うな、使わせてね 笑」
「勝手に使えよ・・・それより宮崎県知事をあんまりいじめるなよ 笑」
「あぁ、スキャンダルかい?」
「別にネエチャンと遊ぼうが、付き合おうが良いじゃねえか。 仕事が出来る奴は遊びも出来る!遊びも知らない奴は仕事もできねえって な・・・やっぱり政治家っていうのは女の口説き方にも説得力が無きゃなあ 笑 俺なんか逆に羨ましいぞ、あんなハゲたオヤジが20代の若いオネエチャンと付き合えるだなんてよ」
「本当だよなあ、俺なんて当たって砕けろ玉砕戦法で、いつも撃沈されてるっていうのに・・・二年も彼女無しだぞ」
「良いじゃんお前所なんて女の子で溢れてるんだしよw でもよ、慰謝料っていうのが気にいらねえなあ。 好きで付き合ってたんだし、別れる時には双方それなりのもんだろうよ。 ワイドショーの見過ぎだわ。 何だかんだ頑張ってるんだからさ、くだらない事で潰しちゃだめだって・・・あとよ、セッチーサッチーにも関わるなよ。あの婆さん、家族もあきれてるのにKYだもんだあ 笑」
「あちゃあ〜!お前も何だかんだワイドショー見てるんじゃねえかよ 笑」
「ばーか、俺は教育番組しか見てないっちゅうの、たまたまだよ、たまたま・・・コマーシャルの時に、ちょっとチャンネル変えるだけだって 笑」
「ばーか、教育番組にコマーシャルなんて無いべ! ガハハハ」
「バレタかあ〜w」
「お前もそろそろ中央に出て来いよ」
「はあ、何言ってんの?そもそも東京が中央だなんて誰が決めたのよ? その感覚が許せねぇんだよなあ・・・俺はこの北海道が中央だと思って頑張ってるわけよ!いや今は士別が俺の世界では中央な訳よ! この街の人達がみんな胸張って士別を発信する事が出来たら、士別が中央な訳よ!俺はこの街から発信し続けるからよ・・・今に見てろ!w」
なんだか話が脱線しまくって電話を切った。
オリンピックにしても、戦争にしても、何にしても、物事の長い歴史の中でそれをきちんと紐解く事が必要だと思うし、反面、今までこうやって来たんだから、これからもこれで良い と考えるより、今までやってきた事をきちんと理解したうえで、更に発展する為にはどうするか?と考える事の方が楽しいんじゃないかと思います。
それは街づくりにおいても言える事ではないでしょうか? 「北海道をどげんかせんといかんです! いや 士別をどげんかせんといかんです!」w
(2008.4.27[Sun])
|