2008年03月のコラム

またまた北見へ
28日〜29日に掛けて北見に行ってきました。
義理のある会社の社長さんのご指名とあれば断りようがありません。
義理人情という言葉に弱いんだよなぁ・・・

今回は会社内での会議の運営の仕方も兼ねて、社員一人一人にスポットライトが当たるように役割分担をする事と、デジタル化に向けてのスタジオのライティング設定を引き受けました。

士別を出る時は春を思わせるような陽気で、そろそろ夏タイヤかなあ なんて軽い気分で出掛けました。

ところが・・・

会社に近づくにつれて白いものが・・・

おいおい嘘だろう〜?

会社に着いて、まずは社長を含めた役員さん達との三役会を開き、
その後全員で会議を開きました。

一人一人が発言出来るように仕向けてみたのですが、普段は控えめな女性社員がきちんと自分の言葉で発言をしたり、逆にいつも元気の良い若い男性社員がオドオドしだしたり・・・
色んな一面を見る事が出来るのも会議の面白さだと感じました。

社員それぞれに役割を振り、期日までにそれぞれが事業計画を考える宿題を与えてその日は終了。

役員の皆さんとの食事会に呼ばれ、迎えの車が来るまで宿の方で待つように言われて外に出てみると、車の屋根が真っ白です。

あちゃ〜〜!前回の北見の帰り道での九死に一生スペシャルを思い出してしまったではないですか。

どうしてここだけ冬に逆戻りしているんだろ?

ここの日記で前回の話を知っていて、それをネタに笑っている奴まで居るし・・・マジに怖かったんだぞ〜!お前なら死んでたはずだ〜!

まあ美味しい料理をご馳走になったから良いんだけどさ・・・

その後宿まで送ってもらう予定でしたが、我侭を言って途中で車を降りました。
北見の馴染みのおねえちゃん・・・・いやいや北見に来たら立ち寄る馴染みのお店に顔を出す為です。

そこのお店も、ママさんに頼まれて照明のデザインをする予定で、いつも私の好みの飲み物をちゃんと買って用意してくれているので、使命感に駆られて顔を出しました。

私と一緒に乗っていた常務さんも一緒に降りてお付き合いくださいました。
この常務さん、物静かでぶっきらぼうな顔をしているんだけど、人一倍細やかな気遣いをされる方で、いつも沈着冷静でどんなに飲んでも変わらない態度で最後まで接してくれるんです。
そのわり、カラオケなんかではノリノリにはじけてみたり・・・
ギャップが面白い人なんですが、古くから会社に貢献されてきて、
私に短期間で和装のポーズ付けを指導してくださった恩人でもあります。

その後常務さんが先に帰り、私はお店で照明とにらめっこしていました。
閉店後ママさんとおねえちゃん2人に囲まれて、夜のお店用のライティングや、照明のもたらす精神的な部分の話に盛り上がりつつ、
何故かおねえちゃんの昼間の仕事の面接の仕方の話にまで飛躍してしまい、そろそろ帰ろうかと店を出ると・・・

明るい!明るすぎる!
時計を見ると5時半・・・・あちゃぁ〜やってしまった。
おまけに外は銀世界。
あわててタクシーを拾って宿に到着。

結局二時間程の睡眠で二日目を迎え、一日中スタジオの光とにらめっこしながら、ようやく何とかライティングを完成させて会社を後にしました。

帰りは雪も止み、スムーズに車を走らせました。

でも、でも、でもやっぱり・・・・

今度は石北峠の頂上を過ぎたあたりから、雪が・・・それも吹雪

勘弁してくれ〜〜〜!とボヤキなかがらも、前回の時から比べれば可愛いもんだと言い聞かせながら無事に何とか帰宅出来ました。
2008.3.30[Sun]

何故かテロの話
今日(日付が変わったから昨日かな)
旭川で、所属する写真の研究会の例会があった。

旭川に出向くついでに、以前写真を撮らせて頂いたモデルさんの実家に写真を届ける事にした。

お父さんが楽しみにしていてくれたらしく、電話でご自宅まで誘導していただくと外に出て笑顔で手を振りながら迎えてくれました。

ご本人が居ないので玄関先で渡すだけのつもりが、まあまあお茶でもという事になり、
待ち合わせがある事を伝え、少しだけお邪魔する事にした。

モデルをして頂いた御礼に6ページ物のアルバムにしてプレゼントした。
御両親がページを開く度に おぉ〜! とか わぁ〜! とか言いながら嬉しそうに眺めている。

「正直、うちの娘をモデルにと聞いた時に、娘をたぶらかしやがってこの野郎って思ってたんだよ。 ただ、娘が今まで家の中では見せた事の無い笑顔で張り切っているのを見ていると、反対しきれなかったんだ」

「そうですよね、心配して当然ですよ。
私も士別に来た当時、写真を撮らせてほしいとお願いするだけで偏見の目で見られましたよ。
札幌に居た頃は、免許書の写真を撮りに来られたようなお客様にでさえ自分のイメージに合えばモデルをお願いしたりしていましたけど、皆さん作品を見せると普通にOKしてくれて、自分でも何の意識も無く撮影させて頂いていました。
作品のイメージとモデルさんとの出会いが全てですから、ビビッとくれば即座にお願いしなければ、チャンスをモノにする事は出来ませんし、作品はモデルさんの良し悪しが8割方を占める世界ですからね・・・最初の頃は声を掛けるだけでもドキドキでしたけど、作品を撮り続けるうちに何時しか普通の行為になっていました。
撮影が終われば、普通に打ち上げで食事に行ったり、飲みに行ったりもお礼を兼ねた普通の行為だと思っていましたけど、士別に来てからはその感覚が理解されませんでした」

「そりゃあ、都会と違って旭川なんて田舎だし、士別なんてもっと保守的な街だろうさ。
そういう事に不慣れというか免疫すらないだろうし、下手すりゃ新手の詐欺かと思われてもしゃあないわ・・・笑」

「そうですよね、写真撮らせてくれなんて言うと、写真屋に口説かれたとか、私なんか特にヌードを写したりしますからそのヌードという言葉だけが外側にはエロの世界のように勘違いされたりして大変な思いをしたもんですよ」

「そりゃそうだよあんた。
ヌードなんて言えば俺なんてエロ本やグラビアしか頭に浮かばないもんなあ。
でも娘にホームページ見せられたら納得したよ。
自分がそのレベルでしか物事を考えられない大人かと思ったら恥ずかしくなったよ。あんたの写真は写真というより絵に近いよな」

「いやあそんな大それたモンではないですけど、ガラスの女のシリーズは士別に来てから、そういう偏見の目で見られた中で生まれた作品なんです。
意外と撮られたいという人は多いのですが、何故か隣近所、世間の目が気になってしょうがないらしく、田舎独特の隣の常識が自分の常識みたいな・・・
それで、堂々と飾ってもらえるような作品が撮れないものかと考えていたのですが、過去に擦りガラスの向こうの女が光と影によって
消えたり現れたりするのを見て、これは面白いと思いながら撮影したのを思い出したんです。
その時は偶然性もあったので今ほど思うように操れずに終わりましたけど、ガラスの向こう側に立ってもらえばお互いに生身の姿を曝け出さずに撮影が出来るのなら、少しは抵抗が無くなるのでは?というところから、ガラス屋さんに特注でセットを作ってもらったんです」

「へえ、でも意外と苦労してるんだね・・・
あんたは写真界のテロリストみたいなもんだわ 笑」

「テロですかぁ?私なんてシャイでクールで思った事の半分も言えない様な内気な人間ですけど 笑」

「絶対に有り得ないな 笑・・・ そういえば、アメリカのテロは知ってるよなあ、でも何故世界中でテロが起きているのか考えた事アルカイダ?」

「うぅっ 笑う所ですか?」

「ハハハ、俺が思うにはテロは貧富の差が生んだ嫉妬心もあるんじゃないかと思うんだ。
ニュースや何かでも、そういう見解が多かったしな。
写真屋さん、あんたはどう思うよ?
あんたの日記面白いよな、娘とちょくちょく見てるんだぞ。
若いのに何となく説得力有るよな。
あんたならどう考える??」

「テロですかぁ?・・・・うぅ〜ん・・・何故起きるかですか?
私の勝手な考えですが、貧富の差という評論家の話はちょっと頷けませんね。
何故なら、貧富の差が生んだという見方は、貧しい人達や国を見下した見かたではないでしょうか?
富める者が勝手に思い込んでいるだけの話だと思います。
貧しいと思われている国の人達は、貧しいと思って生きてはいないかもしれないじゃないですか」

「ほぉぉ、それは幸せの価値観というやつかな?」

「そうですね。日本も含めた西側諸国の人達から見れば、アフガニスタンなんかの山奥で電気も水道も無く、衛生的にも良くは無い生活をテレビで見れば、貧しい という言葉だけが先走りますけど、
でも、アフガニスタンの人々にとっては家畜を育て、小さな畑を耕しながら生活する事に幸せを感じているかもしれないじゃないですか?
それに、イスラム教徒なら、そういう生活をしながら一日に何度かの礼拝を行う事が人間としての至福の時だと考えているかもしれません」

「そうかも知れないよなあ・・・うちだって貧しいけど家族が健康で、年頃の娘が未だに俺とドライブしたがったりすると幸せだなあって感じる事があるもんなあ・・・」

「私は宗教には興味は無いですけど、あのテロは貧富の問題だけではなく、一番根深いのは宗教的対立の方だと思います。
何千年も前から続いてきたキリスト教とイスラム教の対立の方が根深いのに、マスコミはそれについてはサラリとしか取り上げませんでした。
本来ならマスコミがもっとしっかりとした報道をして、二つの宗教の歴史から紐解いていくべきだったと思います。

ブッシュがテロに勝利するとかしないとかって世界中をまくし立てているけど、私はこの人の方が何も理解していないのでは?と思ってしまいました。
逆に言えば、アメリカのやっていることも、その国の罪の無い人々にとってはテロと同じではないでしょうか?
もちろん、あのビルの崩壊で罪の無い人々が大勢死にました。
でも、逆にその報復のお陰で同じように幼い子供達や多くの命が奪われたのです。

私にとっては、アメリカだろうが日本だろうが何処の国の大統領だろうが王様だろうが、何処のどんな国の幼い命だろうが、犬だろうがネコだろうが命の重さは皆同じだと思っています。

このテロに関しては、何処の誰が勝利したとは実際には言えないと思います。
逆に言えば大義名分で正当化した戦争だし、もっと悪く言えば日本の政府・・・時の総理 小泉さんは私の目からはアメリカに対しての御機嫌取りとしか思えません。

アメリカを支持するのは良いけど、支持と参加は大違いです。
自衛隊を派遣したけど、非戦闘地域での活動と言っても何時何処が戦闘地域に変わるかもしれない現状で、そんなに行かしたければ、
まずは政府の人間がこぞって現場に行きゃあ良いんです。

なぜもっと真剣に国民世論が本気で反発しないのか?
何故メディアはここぞとばかりにその力を発揮できないのか・・・
しつこい位にビルの崩壊シーンを流していたけど、それが何の解決策になるのかって思います。
じゃあそれと同じ位に報復を受けて命を落としたり傷ついた人々の姿を流せないのか・・・・それは単にアメリカが正義だと思い込んでいるだけに過ぎないからなのだと思います」

「そうかあ・・・そうだよなあ、なんか熱くなるなあ。
命の重さは皆同じ!これは名言だね。
本当その通りかもしれないよなあ、いや、その通りだわ。
戦争に正義もクソも無いよな」

「はい、あのテロの後にそれを題材にした映画を見に行った事があるんですけど、私なら逆にアフガン側の立場から見た映画を作ったらどうかなあ?なんて考えたりもしました。

あっ、付け加えておきますけど、私はアメリカの報復事態は理解出来ます。
卑怯で、狂信的なテロリスト達を何としてでも潰さなければならないと思います。
ただ気になったのが、マスコミが執拗に目に見えない戦争という言葉を繰り返していたので、それがさっき話した宗教上の根の深さかがあるからなのかなって思っただけなんです。
勝手な考えですからごめんなさい」

「あんたの話は面白いよな、昨日のテレビでどこだかの校長が卒業式で子供達に向かって、ワイドショーやマスコミの色んな情報に踊らされる事無く、一歩立ち止まって自分の考え方で物事を捉えられる人間になって欲しいって言ってたんだけど、まさしくあんたはその通りの人間だよな。
いやあ面白かったわ・・・・そろそろ娘が帰ってくるから一緒に飯でも食っていきなよ」

「あっ!!ごめんなさい。
約束があって、人を待たせているんです。
今度是非御一緒させて下さい」

「デートかい?そりゃあ怒られるわな 笑」

「はい、野郎とデートです。 ホテルで打ち合わせがあるのでそろそろ行かなきゃ怒られますので・・・」

何故か、写真を届けただけなのに全く違う方向に話が反れてしまった。。。

車を走らせながら・・・あの父さんの方がテロだわ と 思わず一人でクスっと吹き出してしまいそうになった。
とても自然体の飾らない御両親だから、笑顔の可愛いお嬢さんに育ったんだなあと思いつつ、肝心の何故私がテロと言われたのかは解からないままでした・・・
(2008.3.26[Wed])

ねじれ国会に思う事
今日はチョッピリ真面目なフリをして国会について自分の考え方を
書いてみたいと思います。

ご存知のようにねじれ国会と騒がれていますが、個人的にはもっと騒げば良いとと思っています。
いや、もっと騒がなければならないのです。

これはあくまでも私個人の勝手な考え方ですが、毎日テレビのワイドショーでは溢れんばかりの情報が飛び交っています。
絶対に人の心に訴え続けなければならないような重大なニュースも、騒ぐだけ騒いですぐに風化されてしまう・・・

今こんなに危機的な状態にさらされていても、ワイドショーでは
誰それがくっついたとか離れたとか、どうでもいい事にマスコミが
熱くなり、視聴率稼ぎに躍起になっている。

いっそのこと何処のチャンネルでも、国会中継を朝から晩まで流してはどうだろう?
嫌でも視聴率うんぬんの前に国民も真剣に考え出すのではないだろうか?
そうでもしなければ、この国は本当に日銀総裁が誰だろうが総理大臣が誰だろうが そんなの関係ねぇ〜(ちょっと古い)の世界になってしまうかもしれない。
現に国民の半分以上はそんなの関係ねぇ♪の粋に達しってしまっているのかもしれない。

この国の政治は戦後、ねじれを知らずに今日を迎え、政治家もメディアも殆どがねじれる事に対しての免疫を持っていないのかもしれない。

何故これだけねじれるのか・・・それは単純に誰もが解かる事だけど、参議院を野党が占めた事によって生じているだけの話。

こんな事は、簡単に予測が出来た事ではないか?
こんなに適当に生きている私にでさえ予測できた事なんだから。

でも、このねじれは決して悪い事ばかりではないと思います。

与党は野党に対して、こうこうこういう理由だから何とか賛成の方向で歩み寄ってくれないかという話し合いの場を作らなければならないのです。
その話し合いは国民の同意が必要な話し合いになるわけだから、
今度は野党もそれを無下に断る事は出来なくなると思います。
党の為のくだらない見栄で反対ばかりしていれば今度は国民からそっぽを向かれてしまう事になるからです。

私の目には民の為の政治ではなく、党の為の政治にしか映らない世界ですが、こういう話し合いが出来るようになれば多少なりとも国民の為の本当の政治が始まるかもしれません。

だからもっと国会なり、政治家なりを国民の前に曝すべきだと考えます。
曝すという言葉は良くないかもしれないけど、喧嘩はしない方が良いけど、するなら出来るだけ小さく納めるのがコツかと思います。
国民の前で大人の喧嘩をしてもらいたいと思います。

その為にも、これだけ情報の発達した社会になった国なのですからそれを使わない手は無いのではと考えます。

話が反れてしまうけど、子供達に一日一時間でも良いから、命の大切さを伝えるようなドキュメンタリー番組なんかを毎日見せると、子供達はそこから何を感じとるのか、どんな心が育つのか興味があるところです。
この頃のテレビ番組は、どうでもいい芸人ばかり出ているバラエティー番組ばかりになってしまい、子供達に見てもらいたいような心で感じるべき番組は夜遅くに流れている事が多いような気がしてなりません。
学校の授業でも良い、夕食時のちょっとした時間でも良いからそんな番組を見ながら、感じた事を家族や友人と話し合えるような時間を作る事こそ真の心のゆとり教育に繋がるのではないだろうか・・・

昔、自分の幼い頃は、お笑い番組と言えばドリフターズの八時だよ全員集合でした。
唯一この日だけは夜更かしが許される土曜の夜だった事を思い出します。

まあ話は戻りますが・・・・

今までの政治は与党の思うままに進んできた結果、対立し合う政治には国民もメディアも不慣れすぎていると思います。

例えば一般財源化という話もそだけど、メディアでは日本の国にとってどうか?という伝え方ばかりですが、もう今の段階ではそんな話は必要ないのではないかと考えてしまいます。
この国にとってでは無いのです!国民にとってどうか?と言う事を
真剣に考えなければならないのです。

そして、法案によって誰に対して得があり、損が有るのかまでをもっとハッキリと伝えてもらいたいとも考えます。

道路財源なんかだと、道路を作る人達は泣く事になるかもしれません。
でも、一般財源化によって医療費や教育費などにまわればそれはそれで喜ぶ人達もいるのが現実です。

こういう事を明確にしていく事によって、はじめて党の政策と言うものが国民に伝わってくるのではないかと考えます。
いや、それをもっとメディアが明確に伝えなければならいのだと感じます。
この法案が通れば、誰にとってメリットが生じ、誰にとってデミリットが生じるのかをもっと解かりやすく国民に伝えて頂きたいものです。

今のアメリカの選挙なんかはその辺が単純明確だなあと思います。
クリントンやオバマ候補なんかはその辺が明確だから、選挙に対する関心の度合いも盛り上がり方も日本とは全然違うのだと思います。

いずれにせよ、法案によって泣く人、笑う人というのは昔から当たり前にハッキリしている事です。
消費税の問題なんかは、上がろうが下がろうがたいして関係ないよって言う人も多いのですが、(私もそのうちの一人ですが 笑)
でも、消費税が上がると潰れてしまう恐れのある企業なんかは沢山あるのも現実です。

だからこそ、国民はその辺をきちんと吟味して選挙に参加しなければならない時にきたのではないかと思います。

どちらにせよ、よその国もこの国に対して魅力を感じなくなってきているのは確かだと思います。

福田さんはじめ、内閣のみなさんもエリートお坊ちゃまの見栄張ってるうちによその国どころか国民からも見放されてしまうという事をよ〜く考えてもらいたいと思う反面、マスコミも揚げ足ばかり取ってないでもう少しまともに真実を伝えてもらいたいと考えます。

報道加熱のおかげでどれだけこの国が振り回されているのか・・・

誰が総理になっても、毎日追い掛け回されてちょと何か有ればバッシングの嵐・・・それじゃあやる気も無くなってしまうよな。
政治だけじゃないけど、スポーツ選手に対しても何に対しても過剰に騒ぎ過ぎじゃないだろうか?
好きでやっている人もいれば、命がけでやっている人もいるんだし、伸びる人も伸びなくなってしまうと思うんだ。
まして、たかがアナウンサーがアイドルのように扱われたり、評論家がもてはやされたり・・・・政治の見直しも必要なら、マスメディアの世界も見直しが必要ではないだろうかと真剣に考えてしまいます。

強引に話をまとめるけど、日銀総裁が少しの間不在でも良いではないだろうか?
もっともっと与党野党共に建設的な話し合いをしてもらって、納得できる総裁を建ててもらった方がよっぽどこの国にとって有益なのではないだろうか・・・

政治家の皆さんも、もうちょっと大人の喧嘩をしましょうよ!
2008.3.23[Sun]

笑えなくなってしまった子
今時期は入園・入学シーズンでピカピカのランドセルを大事そうに抱えた子供達が毎日スタジオに訪れてくれています。

スタジオに入るとどの子も緊張した面持ちで、それが私にもビンビンに伝わってきます。

その緊張を維持したまま希望に満ち溢れて輝く瞳を写したい。
少しでも自然な表情を引き出したい・・・

でもそれを引き出すのって結構難しかったりするんですよね。

一年生になる緊張感も写したい。
でも、緊張しすぎた顔だと睨んだような顔に・・・この子が将来自分の写真を見たらどう思うだろうか・・・

かといって慣れさせてしまいすぎると子供はすぐにくだけ過ぎてしまい、ただのスナップ写真になってしまいます。その微妙なさじ加減が難しい。

きっと子供の目から見ると、不思議な機材がいっぱい並んでいて、
いきなり知らないオッサンが現れ、親から離されて一人ぼっちでそのど真ん中に立たされる・・・不安になって当たり前かもしれません。

緊張と不安とではその表情も写真の雰囲気も全く違うのです。

緊張は写したくても、決して不安な顔を残したくはありません。

子供と私との距離感や微妙な間合いを、短時間で見抜かなければなりません。

私も顔で笑ってはいるものの、結構それなりに緊張感を保ちながら近づきます。

まずは緊張したままの状態で一枚。
すぐさま手足に可愛くポーズをつけて、更に一枚・・・でも決して笑ってという言葉は使いません。

一年生に上がるくらいのお子さんだと、優しい顔出来るかなあ?って聞く方が自分なりに意識してくれるものです。
これが、成長している証でもあるんです。

こんな感じで毎日撮影をさせて頂いておりますが、先日来られたお客様で笑顔を必死に堪えているのが解かるお子様がいました。
この子は赤ちゃんの時から撮影をさせて頂いており、20年アルバムに毎年写真を増やしていって頂いております。

アルバムの中には赤ちゃんの頃の泣き顔も納められています。
人見知りのあるお子様で、1歳の時も、2歳の時も・・・
宥めながらごまかしごまかし何とか撮影させて頂いた事も今では良い思い出です。

お客様と一緒にアルバムを開いて、その時の事を懐かしむ事が私にとって心地の良い時間でも有ります。

ようやく笑顔で撮影が出来るようにまでなり、ご両親と一緒に思い出を振り返る事にもこの仕事をしていて良かったなあと思える瞬間です。

そして今年は一年生・・・

あれ?何か変だなあ・・・
前回は笑顔で意欲満々だったのに・・・
何年も掛けてようやく笑顔で撮影させてくれるようにまでなってくれたのに・・・

きっと一年生になる緊張感かな?
いや、それともまたちょっと違う感じだ。

口元にギュッと力が入っているのが解かる。
どうしても、何かを意識している力の入れようだった。

どうにかこうにか興味の有りそうな会話をしたりしながら、一瞬、一瞬を狙いながら笑顔の可愛い写真が撮れました。

うちは撮影の後にその場でモニターを見ながら写真を選んで頂きます。
最初の方のカットは全て口元に力が入っているのが解かります。

お母様との会話の中で、どうしてこんなに口元を意識しているのかという話になったのですが、この位の年齢の時に丁度前歯が生え変わるので、女の子なんかはそれを意識してしまう子は多いのですが、この子はしっかりと綺麗な歯並びをしています。

そこでとんでもない事が発覚しました。

通っている幼稚園で、写真を撮る時は笑ったり口を開けてはいけません!と言われているというのです。

どういうことかと尋ねると、そこに来ている写真屋さんが写しづらいので子供を笑わせたりしないように注意してくれと幼稚園側にも
お願いしているみたいだと言うではありませんか。

(またまた会話風にしますが・・・)

「はあ?? あり得ないでしょ??」

「そうでしょ〜?私もそう思うんですけど、園で口を開けてはいけませんって先生が言うから、うちの子も写真を写す時は口を開けて笑ってはいけないって思ってるみたいなんです」

「チョロチョロしてたらしてたで良いじゃないですか?
それでも卒園の時にはちゃんと手足も揃えて写せるようになるもんだし、それが成長記録でもあると思うんですけどねぇ」

「そうですよねぇ、だからここで泣き顔とかも残してもらっておいて良かったなあって感謝してるんですよ〜、自分のカメラでも子供が泣いてる顔なんて写そうとはしませんもの」

「そうなんですよね、写真を残す意味ってそこだと思うんですよ。
だから20年アルバムなんです。
泣き虫だった子が、いつかちゃんと自分の意志で歩き出してくれるんですから、その全てがこの子にとっての記録であり思い出になるもものだと信じています」

「本当ですよね、最初はこの写真屋さんどうして泣いてる顔なのに、写すんだろう??って思ったんですよ。
それも、もっと泣いても良いよだなんて・・・でも言われた通りに
残して正解でした。
今写せと言っても絶対に写せるものではないですからね」

「でも、幼稚園も何考えてるんだろうかね?
口を閉じて気をつけしてきちんと整列して写る事が御行儀良いと思ってるのかねぇ。
先生の評価にも繋がるっていうのもあるんだと思うよ。
それに写真屋としては、一番楽ですからね。
ほんと今の教育ってどこか原点が見えてないような気がしてならないんです」

「いやあほんとですよね、自分達の頃とは明らかに何かが違うなあって思いますもの」

「それより怖いのが、子供達にとっては先生の言う事は絶対に正しいと思っている事なんです。
幼稚園位の歳の子なんて、本当に純粋に真っ直ぐですからね。
そんな純粋な子供達に間違えた伝え方をすれば、子供達はその教えを必死に守ろうとしますよ。
そういう事が教師が一番理解して接していかなきゃいけない部分だと思うんです。
子供達にはまだ理解力なんてありません、そのまま全てを受け入れてくれます。
きっと先生方はそんな意味で言ったんじゃないとかって言うかもしれないけど、それがそもそも子供の心を解かっていない証拠なんですよね」

「うちの子なんてそれ以来、家でカメラを向けても、向けた瞬間に
口をつぐんでしまうようになっちゃったんですよ〜」

「冗談じゃないですよね、私だって何年も掛けてようやく笑顔が写せるようになってくれたし、写真を撮られる事が好きになってくれて凄く嬉しく思っていたのに・・・全てぶち壊しですよね」

「いやあでも、何とか引き出そうと必死に写してくれているのは
伝わりますよ。
何だかんだ笑顔で写してもらえたし、ありがたいです」

・・・・この会話の中で、次に同じ幼稚園を卒園した子が来てくれたらどう接していこうか、ある意味洗脳された子供達に笑顔の大切さを伝えていきたいなあと感じました。

もしこの日記を読まれた方の中に、関係者の方が居たらもう一度考えてみてくれないか?

いつも日記では好き勝手な事を書かせてもらっています。
もちろん、いろんな方が見てくださる事も承知の上です。
教育者も居れば、政治家も居るかもしれません。
会社にとってデミリットの方が強くなる事も承知の上で書かせていただいております。

私にとってくだらない大人のメンツより子供の気持ちが先という気持ちは譲れません。

銭は誰もが欲しいもんだけど、それより守らなきゃいけないものがあるような気がしてなりません。
この頃くだらないニュースばかり見ているせいか特に強く感じています。
 
2008.3.22[Sat]

モデル撮影  楽しく徹夜中。。。

眠い!
まぶたが落ちそうなくらいに眠い。。。

でも辛いわけではないのです。

今夜というか明けてしまったので昨夜になるのだろうか・・・
急遽モデル撮影をする事にした。

高校を卒業し、明日士別を離れる女の子に出会った。
卒業写真をご家族で撮りに来て下さり、いざ撮影しようとすると、
何かを感じた。
ん??この子何だろ?
妙な違和感を覚えた。


見事な笑顔・・・この子自身の人柄なのか?
それとも過去にカメラを向けられた事があるのか?

自慢ではないが、私は人にカメラを向けて集中しだすと、何故か
その人の持っている何かを感じ取る事が出来る。
霊とか占いとか何とかには一切興味もないし、どうでもいい人なんだけど、何故か会話をしてみると大体は当たっているから、相手もビックリしてしまうらしいんだけど・・・

この子は掴みようのない子だった。

作っているのか?作られてしまったのか?・・・

でもしっかりとした瞳をしている。

さっそく御兄弟3人で撮らせて頂いた記念写真をHPでアップさせて頂き、大きく伸ばしてウィンドーにも飾らせて頂いた。

一昨日お母様が注文の写真を受取に来てくださいました。
その時の会話ですが・・・

「うちの子が、撮影の時に初めて楽しいと感じたらしくて、家に帰っても楽しかったってずっと言ってるんですよ。
写真の受取の時にも一緒に行きたいって言ってたんですけど、都合が合わなかったので私が取りに来たんです」

「へえ、そうなんですか?そう言って頂けるのが一番嬉しいです。
私達の勉強会でも写真屋の撮影の仕方はどうしても硬いというか、偉そうというか・・・撮影の現場での雰囲気も思い出の一つになるんだから、もっとお客様を身近に感じながら、嬉しい時は一緒に喜び、悲しい時は一緒に悲しむくらいの気持ちで接しようよって言ってるんです。
だから、そんな風に感じて頂けるのが一番嬉しい最高の褒め言葉です」

「いやあ、何がっていうのは解らないけど、凄く楽しかったって言っていましたよ」

「そうなんですか・・・実はお嬢さんにモデルをお願いしようかと思ったんですけど、20日に引っ越されると聞いていたのでお願いするのも申し訳ないなあって思ってたんです」

「凄く喜ぶだろうなあ・・・休みの時にはちょくちょく帰って来るみたいですから、その時にでも顔出させますよ」

「はい是非お願いします」・・・というような会話でこの時は終わった。

お母様が帰られた後に写真を整理していると、やっぱりどうしても
気になって仕方が無い。
この子の笑顔が本物なら 作品としてモノになるかもしれない。
同時に、どこかで見た絵画が私の頭に浮かんだり消えたり・・・

イメージが強いうちに無理を承知でお願いしてみよう!

何もせずに考えるだけというのは私の性分には似合わない。
いつものように思い立ったらすぐ行動!
結果はその後に着いてくるもんだ・・・・

申し訳なさそうに電話をすると、気さくに話して下さり、快くOKを頂いた。
私の頭には申し訳ないフリだけだったのかもしれない 笑
絶対にOKをもらえるまで駄々を捏ねる覚悟だったから・・・

翌日さっそく来社して下さり、準備をしながら観察開始。

やっぱりちょっと何かが違う。

というのも、私は作品にプロのモデルは使わないことにしている。
笑えと言えば笑う、泣けと言えば泣く、プロ程つまらない被写体は無い。
ごく普通の子が、私の写真を通してドンドン綺麗になってくれる事が私の写真であり、喜びでもあるから・・・

「ねえ、お嬢さんは過去に撮影経験があるんじゃない?
それかそういう何かに携わっていたとか?」

「ちょっとだけ・・・」

「やっぱりなあ、普通の子はカメラを向けると気持ちが一歩下がるもんだけど、お嬢さんの場合は強い目で向かってくるような感じなんだよなあ」

「実は中学生の頃、ドラマに出たことがあるんです」

「えぇぇ??ドラマ?」

「新聞で見た記憶があるんだけど、士別の中学生がドラマに出演って記事は君だったの?」

「エヘ・・・そうなんです」

「俺、その記事読んでどんな子か会ってみたいって思ってたんだぁ、確か誰か女優さんの中学時代の役か何かだったよね?」

「はい、天国への階段で、ホンジョウマナミさんの中学時代の役でした」

「あちゃ〜、これで謎が解けたわ。
どおりでおかしいなあって思ってたんだけど、それが何か解らなくてシャッターを押すリズムが取れなかったんだぁ・・・じゃあやっつけてやるわ 笑」


ということで彼女の正体が解ったところで撮影再開。

優しい顔立ちだけど、その顔立ちに似合わないくらいの強い瞳でした。
シャッターを切る度に引き込まれていきそうなくらいです。

「撮る」のではなく撮らされてしまいそうな感覚でした。
まずい!俺が俺でなくなってしまう!

俺のイメージはどこかで見た一枚の絵画なんだ! そう言い聞かせながら彼女の呼吸をズラすように、撮影のタイミングを変えた。

この子と自分の呼吸が同調し過ぎている。
めったにない事なのだけど、きっと心臓や血管を机の上にでも並べたら全く同じ動きをしているに違いない、脳みそは彼女の方が遥かに重いのだろうけど・・・笑

写真をやらせたら面白いだろうなあと思いつつ、彼女もやはり私の仕事に少し興味があったらしい事を後で知った・・・いつでも来なさい!歓迎します。 材料費掛かりまくるだろうなあ 笑

そんなこんなで、ようやくこちらのペースを掴む事が出来るまでになり、イメージしていた絵画の雰囲気に近づいてきた。
ライティングを整え、スローシャッターで空気感を出す。
彼女の穏やかな顔立ちを生かしたまま、瞳は力強く・・・

彼女と私の間に、フゥッと空気の流れが止まった瞬間に手応えを感じる事が出来た・・・OK!!ありがとう!の声で再び空気が動き出した・・・・彼女も最後の撮影が一番疲れたらしい。
私もこのシーンを撮り終えた瞬間今までに無い疲労感が押し寄せた。
この後、片付けをしながら「凄く楽しいです。またチャンスがあれば絶対に撮ってもらえませんか?」と笑顔で言ってくれた。

答えはもちろん「ハイ喜んで!」

こちらの方がお願いしたいくらいでした。

という事で撮影も無事終わり、彼女が旅立つまでに何とか渡してあげたいと思い、明日は(今日)は早朝から 小学校の卒業式の撮影が2校ありますが、寝ない覚悟で取り組みだして、ようやく今完成しました。

後日送っても良いのですが、引越し前の貴重な時間をお借りした事。
そして何よりも、旅立ちの前日の家族水入らずの時間に写真を見ながら御家族の絆を深めて頂けたら嬉しいなあと願い、自分流の礼儀を尽くすつもりで取り組みました。

寝なくても、苦にならないのが不思議なもんです。

ちなみにここにUPした画像は、絵画のイメージのものではありませんが、ようやくペースを握りだした頃に接近戦で戦った時の一枚です 笑

モデルさん・・・
貴重な時間の中、楽しく撮影させて頂き本当にありがとうございました。
またバトルしましょうね 笑
(2008.3.19[Wed])

講師依頼・・・暗記教育の恐怖2
夕方、昨日の先生から連絡があった。

「夜分にすいません○○です」

「どうも、昨日はちょっと毒舌過ぎて申し訳なかったです」

「いいえとんでもない、毒舌だとは聞いていましたが、以外に優しく対応して頂いてありがたかったです」

「○○さん少しは私に馴れてくれたみたいですね。毒舌とは言ってもちゃんと愛のある毒舌を心掛けてますから 笑」

「愛のある毒舌ですか?確かにそうかもしれません。是非一度お会いしてみたくなりました」

「まあいつでも遊びにきてよ。うちは色んな人が喫茶店代わりにしてるらしいから、まあ適当に楽しませてもらってるよ。
ところで本題だけど、宿題の方はどうですか?」

「はい、かなり悩みました。
月の満ち欠けに関する事を色々調べました。
地球の自転や公転や潮の満ち引きとの関係とか、色々調べてみたんですけど、暦との関係っていうのがなかなか解からなくて・・・昨日の夜は外で夜空を眺めてしまいましたよ 笑」

「ははは、やっぱり先生って小難しい事考えるんだなあ。
どうでも良いけど答えは?」

「満月の夜って十五夜って言うじゃないですか?
だから、満月の夜から逆算した15日前が新月だと考えられるので、その日を暦に印しして、数えれば次の満月も解かるはずだと思います」

「へえ凄いなあ。そんな難しく考えた事無いけど、悪くは無い答えだよね。お疲れ様って感じです 笑」

「悪くは無いって事は違うんですか?」

「夜空を眺めた事だけは良い事なんじゃないかな。
普段夜空をじっと眺める事ってあるかい?
有りそうで無いと思うんだ。
特に年齢と共に夜空を眺めてぼんやり過ごす事が少なくなってくるよね」

「そう言われれば子どもの頃は良く見ていたような気がします」

「だから夜空を眺めながら色々考える事が出来たのは素敵な時間を過ごせたんじゃないのかなって思うよ。今の回答は50点かな」

「50点ですか??」

「俺は思うんだけど、何か物事をやり始めようと考えるだけで、
行動に移さないうちは何も生まれないと思うんだ。
逆にどんな事でも良いから動き出した瞬間に、その目標は半分達成出来ているって思うんだよね。
だから○○さんは机から離れて、実際に夜空を眺めた事で色々な想像が生まれてきたんだと思うんだ。

大阪知事の言ってた机の上のなんちゃらって言葉思い出すけどさあ、でもあの知事は短腹だよなあ、全然知事としての器は無いよな・・・そうとう焦ってるもんなあ。
そのまんま東とは全く違うよな。
結果を急ぎ過ぎてるから空回りしちゃうし、何か言われる度にいちいち表情変えてたら見透かされてしまうよな 笑」

「うわあ!動き出した瞬間からその目標は半分達成って、それ頂いても良いですか? 大阪知事の話はタブーですけどね 笑
だから愛のある毒舌なんですね 笑 確かに寒かったけど、寒さも忘れるくらいに集中して色々考えたり、ついでに自分が教師としてどうだったのかなあ何て事まで考えちゃいましたよ。
今までそういう時間は全く無かったような気がします。
今まで自分は普通に教師をしていました。いや何も考える事も無かったというのが本音です」

「昨日とは全然違う人と話してるみたいだよ。
まあ、昨日はネコを被ってたんだろうけどさ 笑
でさ、ついでにまた落としてやりたくなっちゃうんだけど、多分懲りなさそうだよね」

「懲りませんよ、なんかパワーを頂いてますから、毒舌に痛めつけられるのが癖になりそうですよ。
その度に自分が生まれ変わるような気がします。
僕って意外とMなのかも 笑笑笑」

「○○さん飲んでる?壊れたんじゃないの? 笑
でさ・・・残りの50点なんだけど、教師になる為に高校生の頃は一生懸命勉強してきたでしょ?
へたこきゃ、中学生の頃から必死になってる人も居るだろうけどさ。
俺、その頃は必死に遊んでたんだあ。
元々学校なんてサラサラ行く気が無かったから、内申とか何とかって全く興味も無かったし、その頃から毒舌吐いて学校や社会に噛み付いていたような感じなんだけどね。
でも逆に先生達が大学かなんかに入って、ちょっとホッとして遊びを覚える頃には、俺みたいな奴らって、そろそろ馬鹿やってられねえから落ち着こうぜ!なんて言ってた頃なんだよ」

「へえ、そういえば紹介してくれた○○さんが、奥山さんの事を昔は鋭い目つきで刃物が歩いているみたいな危険な奴だったって言ってましたよ。
でも、今では本当に奥山さんなのかって疑うくらいに、目が垂れて優しい顔をしているからビックリだって言ってました。
そう言えば○○さんも何となく昔悪かったんだろうなあって感じがしますよね 笑」

「まあ過去は誰にでもあるもんだよ。振り返るな振り返るな 笑
まあ話は本題に戻るけど、何の話だっけ? 笑
そうそう、残りの50点の話。
○○さんも含めて、先生っていうのは数学は解かるけど、算数が出来ないんだよな。
凄く遠回りに、理屈から考えるだろ?
数学にはマニュアルみたいなもんが存在するけど、算数はいたってシンプルだよな。

でさ、満月の日から逆算は良いんだけど、肝心の満月って一日違うくらいだと何時が満月か正確に解かる?
まあ毎日見ていりゃ解かるだろうけど、俺は暦を見て月の満ち欠けが解かるかどうかって聞いたんだよ。

ちなみに小学生の女の子が正解したというか、暦のある部分に気がついて、もしかしてこれに関係ありますか?って答えてくれた事があるんだあ」

「えええ??小学生ですか?
もしかしてナゾナゾの世界ですか? 暦を見て気付く?
うぅぅ〜ん・・・ますます解からなくなってしまいそうです」

「だから理屈じゃないんだって! ○○さんは暦と言っているのに
理数系の考え方をしてるんじゃないの? 問題をちゃんと聞いてた?
暦を見て!って言ったじゃん。
こ・よ・み・を 見るんだよ! カレンダーでは解からないかもしれないよ」

「やっぱりナゾナゾじゃないですか・・・カレンダーでは解からない? 奥山さんこそ難しい事いってませんか?」

「やっぱり頭が固いなあ。
夜空を見上げてた分おまけして答えを先に教えてあげるわ。
じゃなきゃ何時までも脱線し続けそうだもんなあ」

「なんか悔しいけど、聞きたいです。 いやいや是非是非聞かせて下さいませ〜」

「なんだか気持ち悪りぃなぁ〜・・・じゃあ暦を見てみなよ。
そこに大安とか先勝ちとかって書いてない?」

「え?何も書いてませんけど??」

「それってカレンダー見てるんじゃないの?」

「はいカレンダーです・・・・あああっ!暦ですよねえ」

「ちっとも話聞いてないよなあ・・・家の中に無いかい?」

「あります、あります。 大安って書いてあります」

「あるだろう? じゃあ法則がある事に気付かないかい?」

「法則ですか? えぇっと〜・・・なんだか順序良く繰り返されてますよね・・・・あれ??ん??
一箇所だけ違う日があります」

「おお!凄いじゃん。
毎月一日だけ違う日があるでしょ? そこから15日数えてごらんよ」

「うぉおおお!凄い凄い! これって月の満ち欠けに関係あるんですよね・・・すげえ〜〜〜! 大発見ですよ。
奥山さん天才じゃないですか?」

「馬鹿だねぇ・・・俺だって最初ってもんがあるんだって!
オギャーって生まれてきた時から知恵持って生まれて来るわけないだろ 笑
うちの死んだじいちゃんが知床に一番最初に開拓に入った人らしくて、電気も水道も無い生活で得た知恵みたいなもんなんだろうなあ。
まあ、学校の授業より強烈な授業を受けて育ったようなもんだよ。
何だかんだ生きていく知恵は○○さんより持っているかもしれないよ 笑
海で航海する時にも使われていた知恵の一つみたいだよ。
月を見るのも素敵な事なんだよなあ、解かってくれたかな?

おまけの話なんだけど、これは法政大学の講師をやってる先生から教わったんだけど、暦には隠された歴史の秘密があるらしいよ」

「歴史の秘密ですか? なぜ暦が出来たかとかですか?
その前に、奥山さん法政出身ですか?」

「いやいや、そうじゃないよ。
遊びの世界で知り合ったに近いかな、偶然に出会って、面白い風貌をしてるからカメラを向けたんだけど、それが何故か気に入られたらしくて初対面なのにいきなり三日間うちに通ってきてくれて、三日目は一緒に飲んだりしてね・・・お土産にその先生の著書を三冊も頂いてしまったよ。
暦の話はそんなに浅いもんじゃないよ。
もっと深い話だと思うんだけど、旧暦から今の暦に変わったのはいつからか知ってる?」

「縄文時代とか弥生時代とかですか?」

「あのさあ・・・本当に教師かよ?
まあ良いや・・・明治の話なんだけど、政府が日本の侵略戦争の罪を隠す為に新暦に変えてしまったらしいんだ。
今のアホな政府とは違って、もっとずる賢く先を見ていたんだなあって感心したんだけど、新暦にする事によって、隠すだけではなくて、何十年も先に生きる人達の意識までもを変える事が出来ると考えたんだろうな。
でも、旧暦に使われていたものも残しておかないと色々不便だから
大安だとか先勝ちだとかっていうのが残されているんだろうね」

「深いぃぃ話ですね・・・中国やなんかの旧正月とかっていうのも
そんなところからの話っぽいですね」

「例えば今は3月だけど、3日はひな祭りだよね。
桃の節句って言うけど、これも嘘だって解からない?
三月は桃じゃないだろ?それに三日の日がひな祭りではないんだよ。
ただのゴロ合わせに、全ての人が騙されてきた証拠じゃん。
5月5日もゴロ合わせだよな。
誰もが何の疑いもなく生まれた時から祝ってきた事だからさ・・・
明治政府は凄いよな 笑」

「そっかあ、月の満ち欠けは科学ではなく歴史なんですね。
暦を見れば色々見えてくるものがありそうですね・・・
いやあ参りました。
是非今の話も子供達にしてやってくれませんか?」

「お題が違うじゃん、お題が! こういうのは余談で話せば良いんだよ。
想像の世界とリンクできる話だから、使わせてもらう事も多いけどね」・・・・

・・・かなり長くなりましたが、結局嫌われてやろうと思ったのに、逆に出来の悪い○○さんに好かれてしまったようで、結局講師を受けるハメになってしまいました。
その時はまたここに書いてみたいと思います。
(2008.3.18[Tue])

講師依頼・・・暗記教育の恐怖
一本の電話が鳴った。
人づてに講演会の講師の相談をされた。

内容は、学生さん相手に写真家として想像力の大切さとそれを掻き立てるような元気の出る話をしてもらいたいとの事。

元気の出る話??

確かに想像を創造に変える事が必用だという事をずっと言い続けているが、元気の出る出ないは聞く側の勝手な気持ちでしかないと伝えた。

帰ってきた答えは、「そんなに難しく考えないで下さい」だった。

そりゃああんたは簡単だろうよ!

おまけに電話口で今の教育についてどのような感想をお持ちですかときたもんだ・・・・

よし、嫌われてやろう! 断るか、断られるか・・・

「○○さん、ごめんなさい。逆にお聞きしたいのですが、私は教育者でもなければ、教師という職に興味がありません。
○○さんから見た今のご自身も含めた教育の現場にどんな感想をお持ちですか?」

「私ですか?うぅ〜ん・・・良く解らないというのが正直なところです」

・・・って、即答かよ??
うぅ〜ん・・・って考えているフリだけじゃん・・・・トホホ

「依頼された○○さんがそれなりに、今の教育現場には想像力を養う教育が必要だとか、私の考えとリンクできる部分が多少なりとも
無ければ、私の一方通行な勝手な思いで終わってしまいますよ」

「いや、奥山さんの勝手な思いでお話してくれて結構なんです。
それをどう受け止めるかは生徒側ですから」

内心 そうじゃないだろ??と呆れてしまった。

「それでは○○さんが教師になろうと思ったきっかけや、最初の思いってなんですか?」

「僕ですか?やはり将来安定した職業の一つとして選択しました」

今風というか何と言うか・・・ガクッとしてしまった。

「え??ただそれだけですか? 子供達の未来に少しでも希望を与えたいとか、子供の頃の教師から受けた影響でとか色々あるでしょう?」

「そうですねぇ、そこらは余り深く考えていませんでした。
親が将来は医者か先生になれなれってうるさかったもので、自分では医者になるような頭も無かったですから教師を選択しました」

・・・だめだこりゃ 汗

「○○さんの受け持つ生徒さんってどんな子達ですか?」

「ええ、御陰様で僕のクラスは あたり でして、大人しい子達ばかりで助かります」

よせば良いのに、また私の余計なお世話魂と闘争本能に火を着けて
くれたらしい。

「あのさあ・・・○○さん、俺って凄く口が悪い男なんだよね、
ちょっと本音で話がしたいから口調だけは勘弁してやってくれる?
ところでさあ、子供ら相手に あたり とか はずれ って無いだろうよ! 
マニュアル通に黙って頷く子供は あたり で、そうじゃない子は はずれ っていう事かよ?」

「いや、それだけではないですけど・・・僕何かいけない事言っちゃいましたか?」

この人本当に悪気は無いみたい。
いけない事を言ったかどうかも解っていない・・・

「まずは子供達と話すより先に○○さんに対してこの電話で講演してあげたいわ」

「え?それはありがたいです。宜しくお願いします。
あっ!ちょっと待ってて下さい、ノートを用意しますから」

マジにダメだこりゃ・・・
本当にこの人悪気のかけらも無い、世間知らずのお坊ちゃまなんだろうなあ・・・
思わず呆れて吹き出してしまったではないか 笑

「お待たせしました、では宜しくお願いします」

「じゃあ結論を先に言わせて貰うわ」

「いきなりですか??」

「どう受け止めるかは自分次第なんじゃないの?やめるかい?」

「すいません、お願いします」

「想像にマニュアルは存在しない!人間の生き方にもマニュアルなんて存在しない! これが答えです。
いや、答えなんてありゃしない。自分から起こす行動には無限大の可能性を秘めているんです」

「え??じゃあどやって答えを見つければいいんですか?」

「そんなもの死ぬまで解らないさ。 解らないから楽しいんじゃない。 世間がゆとり教育だの何だのって言い出した頃から世の中が急速におかしくなってきたと思わないか?

想像力を養う教育より、答えを丸暗記させるような教育に変わってしまったんだよ。
ゆとり教育のはずが、ゆとりの無い教育に変わってしまって、子供達だけではなく親までもが、内申点だ何だかんだとそんなものばかり気にしだして、幼少教育は、お返事がハイと元気良く出来る事が出来の良い子と勘違いされだし、マニュアル通のYESマンばかりを育ててしまったんだと思うんだ。
週休二日制のせいか、教科書は薄っぺらになってしまい、スピード勝負の詰め込む教育に変わってしまって、いつの日からか子供達は深く物事を考えたり、新しい発見に心をときめかせる事すら忘れてしまったような気がしてならないんだ」

「たしかに、3日でも休めばついて来れなくなってしまう子が多いかもしれません。そうなると我々もその子に対してどう対処してよいのやら・・・幸いに塾とかもありますからまだ救いようがありますが・・・ちょっと待ってくださいね・・・・」

「どうした?忙しいなら電話切るよ」

「いえ、メモをさせて頂いてます。僕覚えが悪いモンで」

「メモなんていらないよ。記憶に残る事があればそこだけで良いんだよ。記憶に残らない部分は俺の話が悪いと思うし、それより必死にメモなんてとられたら、俺の存在が薄れちまうんだって!

例えば今の話、塾って昔からあるけど、自分達教師は悔しくないのかよ?」

「え?どうして悔しいんですか?私達以上に色々な面で養ってくれているじゃないですか?」

「困った人だねえ・・・自分の大切な教え子だろ?
自分の教えた子が、学校の授業だけでは不安だから塾を頼ってるんだろ? それは悪く言えば、あんたの教え方では解りませんって言われているみたいなもんじゃない」

「あっ、そう言われてみればそうかもしれません。でも、しょうがないじゃないですか・・・僕も昔は塾に通ってましたし、普通だと思ってました」

「だって、試験には授業で教えた事しか出ないんだから、理屈で言えば授業をきちんと受けていれば解る話だよね?
そりゃあ勿論生徒側の責任もあるけど、なんか矛盾していないかい?」

「んんん・・・深いなあ。深すぎますよ」

「深くないって!マニュアルには無い話だから難しいかい?笑」

「まあ、話は飛ぶんだけどさ・・・うちにも御蔭さんで写真を学びたいって子達が来るんだけどさ、うちは3ヶ月研修をしてから正社員にするかしないかを決めるんだ。
逆に三ヶ月で、自分自身が諦めるか、この世界で生きていく覚悟が出来るかどうかって考えてもらうんだけどね、まず使えない子が殆どだよ。
うちは自分のマニュアルは自分で作れって言ってあるんだけど、
そのマニュアルから外れると身動き一つ出来なくなってしまうんだ。
先回りして物事を考える能力が無いし、判断能力は適当だし。

ついさっきなんて、懇意にしている会社の社長さんから電話があって、俺が接客中だったから後程お電話させて頂きますとまでは良かったんだけど、その社長が俺の新しい携帯番号を教えて欲しいって
言ってきたみたいなんだけど、何て答えたと思う?」


「個人情報だから教えれないとかですか?」

「いやいや、それなら可愛い。
新しい携帯番号?それは私も聞いていないので解りませんって答えたらしんだ」

「え??だめなんですか? 新しくしたんでしょ?それを教えていなかったから従業員さんも答えようがなかったんですよね?」

「新しい携帯なんて持ってないんだよ。
昔から携帯で話す事なんてなかったから、10年も前の番号しか知らないんだ。だから新しい番号って言っただけなんだよ」

「それはややこしいですねえ、新しい携帯持ったのかと勘違いしたんですね?」

「毎日、机の上に携帯置いてあるんだよ。それも去年の暮れに替えたばかりのやつを。
普段毎日一緒に居るんだぞ〜・・・・その社長さんの話もチョクチョク会話に出るしさ、単純に接客が終わり次第こちらからご連絡差し上げますとか、今の番号は○○○番ですがお客様が控えられている番号と御一緒でしょうか?とか、今御使いの電話は○○番ですが、私が知る限りではこれが一番新しい番号ですとか、その前に何かしらの会話をしようと思えば自ずと答えなんて何通りも見えてくるじゃない? じゃあ○○さんならどう答えるよ?」

「僕なら、個人情報ですのでお答えできませんが、連絡先を教えてもらって、後程手が空きましたら本人から直接ご連絡させてもらいますって言うと思います」

「マニュアルならそうだよね?
新しい番号は解りませんって切っちゃったらそこで関係は発展しないで終わっちゃうわけ。問題は俺の普段の会話にその社長の話が出ているんだから、先方さんの名前を聞いたら先ずはピンとくるだろ?
そうしたら、お世話になっておりますとか、常々社長様のお話は伺っておりますとか、色んな言葉が生まれてくるじゃん。
もしかしたらそこから新たな良い関係が生まれるかもしれないしね。
結局俺の話はマニュアルに無いものは記憶にも残っていないという事なのかもしれないけど、想像力の話と結びつくと思わない?」

「はい、僕も今、これって想像力の話かなって思いました」

「なぁ!○○さんがメモをやめて真剣に聞いていたから、そういう答えが生まれてきたんだよ。
一言一句メモしながらならなら、そうはいかないかもしれないよな。
メモなんて要点だけで良いんだよ。
これからの社会に必用なのは、想像を創造に変える事。
これからの企業や社会で求められる人材は想像を現実のものとして具現化出来る人材だったりするかもしれないよ。
だからこそ、子供達の将来を少しでも考えてあげてもらえるのなら、教師も本音で人間対人間の付き合いをしてもらいたいと思うんだぁ」

「何となく光が見えてきた感じがします。言葉には出来ないんですけど、何かを感じます」

「おまけの話なんだけど、暦を見るだけで月の満ち欠けを知る方法って知ってるかい?満月の日を当てる事も出来るんだよ」

「いえ知りません、それって何ですか?」

「ほら出た出た!直ぐに答えを先に求めるの良くない事だよ。
先ずは考えてみようよ、解らなければ調べてみようよ!
自分で苦労して得たものは一生の物だよ。
じゃあ宿題にしましょう!
今回のお話を引き受けるかどうかは、この問題が解けるかどうかで
決める事にします」

「そんな無茶苦茶なあ・・・冗談ですよね?」

「いや本気だよ。いっぱい想像してください。

余談ですが・・・
チャンスは誰にでも毎日のように訪れています。
問題はそのチャンスに気付けるかどうかです。

俺も、人前で話をするには勇気もいりますし、それなりに色々考えたりもします。

だから、○○さんも頑張ってください」

「解りました。勉強してみます。ちなみに講演料の話とかはどうなりますか?」

「それも先ずは宿題をやってからの話だよ。 俺の場合、気分だからさ・・・場所と時間次第だけど、宿泊させてもらって、飯食わせてもらえれば良いよ。交通費はガソリン満タン貸しの、満タン返しで良いよ。
俺はただ人の出会いが好きでやってるのが半分だし、自分自身が勉強させて頂いてるのに銭なんて貰ったらバチが当たると困るからさ。
まあ少しでも良い人のフリしていたいからね 笑」

「本当ですか?? 絶対に解きますよ!」
「はい、頑張って!」
「でも本当にこんな話で良いんでしょうか?不味いような・・・
会議でどう答えていいのやら」

「有りのまま話せば良いんですって!それで断るなら断って下さいよ。僕は別に構いませんから」

「はあ・・・・解りました。まずは問題を解く事が先ですね」
「ハハ、○○さん変わったじゃん。 チャレンジャーになってるじゃん」
「楽しんでませんか?虐めですよ!」
「楽しんでるよ。じゃあ締め切りは明日までにね」
「ええええ?? い、いいえ、頑張ります」
「今日は日曜日だから考える時間あるじゃん。
それに明日職員室でも立場悪くなったら困るでしょ?早く解決しなきゃね。 夜中でも起きてるから解けたら電話してもらっても良いよ。 それではまた明日」

こんな会話で電話を切りました。
初対面でおまけに顔も知らない人を相手にこんな会話も失礼かと思いましたが、これくらいで丁度いいと思っています。
明日、どんな回答が返ってくるか楽しみです。
2008.3.16[Sun]

今こそ見直せ日本の農業!
今日、農業を営む若い夫婦が顔を出してくれた。

ちょうど国会中継がTVで流れていた。

TVで国民が見ているにも関わらず、後ろの方で居眠りしている議員さん・・・

「あのよ〜、難しい話は解らんけどよ、テレビ局も後ろでアホ面こいて眠っている奴をしばらくドアップで写してやれば良いんだよな」

「本当だよね、この人の名前と顔を覚えて次の選挙では絶対に投票しないぞって言ってやりたいですよね」

「この国に文句言う前に、自分達がきちんと選挙と言うものを考えていかなきゃいけないっていう自覚をしなきゃいけないよな」

「耳が痛いっす!俺達投票に言った事無いんですよ」

「ん??マジかよ?まあしゃあないけど、次はちゃんと行けよな。
家族も近所も会社も関係ないんだよ。自分自身の気持ちで投票しろよ」

「そうですよね、選挙って言うと親がこの人に入れてるからとか、
会社で応援しろって言われて投票するみたいな感じが多いですよね」

「そうだね、そもそもそこら辺から間違えているよな。確かに同じ候補者を支持する人達が集まってワイワイするのは良いと思うし、
支持者を増やすのも悪くはないよな。
でも、この候補者はこうこうこういう人だから私は応援しているんだとか、誰も票を入れなくても私は絶対に応援し続けるんだ!みたいな心を揺さぶるようなもんではないよな」

「僕はこの人に入れたいっていう人が居ないから選挙に行かないっていうのもあるんです。なんだか遠い人達のような気がして正直に言えば何も解らないっていうのが本音かもしれません」

「まあそうかも知れないけど、やっぱり少しづつ興味を持った方が良いと思うよ。俺がお前達が結婚する時に言った事あるよな?
絶対に農家は辞めるな!ってさ」

「はい、凄く嬉しかったです。最初はこの人何言ってんだ?って
思いました。
でも、話を聞いて納得出来たし爺ちゃん婆ちゃんにも感謝しなきゃっていう気持ちにもなりました」

・・・・私のところには地域柄農業を営むお客様が多いのですが、
農家に嫁ぐお嫁さんは他の街から嫁ぐ方も少なくはありません。

喜ばしい結婚式ですが、知らない街に嫁ぐ不安だってあるでしょうし、農業というものにも若干不安が有って当たり前だと思います。
そういう若いご夫婦に話すのが、農業は絶対に辞めるな!です。

学生の頃から考えていましたが、戦後急成長を遂げた日本はアメリカや他国からの良い金づるだと思っていました。
四方を海で囲まれている事と、自由を履き違えたアメリカ崩れの思想をどんどん取り入れて来た日本。
いつかこの国から吸い取る物が無くなった時に他国はソッポを向き出してしまうだろうと考えていました。

日本の後を追う中国。
この中国が間違いなく次の金づるになるに違いないと考えていました。
欲の為に安い労働力でこき使ってきた日本の企業も沢山存在します。
しかし、中国の人達はコピー名人の集まりです。
日本人の勤勉さと器用さまでもがコピーされつつあり、いつの間にか自国の物として発信していく事でしょう。

その頃日本はどうなっているのか?
勉強嫌いで、適当に生きてきた私でさえガキの頃からそんな事を考えたりしていました。

でもまさか、たかが餃子からこんな話になるとは想像もしませんでしたが・・・笑

本来の日本の食文化というものを考えた時、農家の人達は自分達が生きていく分には命を繋いでいけると思います。

土いじりもした事のない人間が、慌てて土いじりしたってそう簡単にはいきません。

話は戻りますが・・・・

「お前達どうよ?これから農業のビックチャンスがやってくると思わないか?」

「そうなんですか?農家つながりで内地の知り合いと話したんですが、確かに値が上がり続けているけど急に頼む頼む!と言われても
生産量だけではなく、畑作面積が狭すぎてどうにもならないと言っていましたよ」

「そうなんだよなあ、そこがこの国の見直さなきゃいけない部分なんだよなぁ・・・だからお前達も選挙は大切なんだぞ〜!」

「話が繋がりましたね 笑」

「そういえば、お前が前に俺にくれたハネ品のキュウリ」

「あぁはいはい、美味しくなかったですか?」

「いやいや凄く旨かったよ、お前達の愛情も感じたしな 笑」

「気持ち悪いなあ・・・そっちの趣味無いですからね」

「違うのよ、俺が言いたいのは、どうしてちょこっと曲がったキュウリがハネ品扱いなのか?って事なのよ。
味は最高なのにさ・・・」

「そりゃあ味は変わりはしませんけど、売れませんからねえ」

「そこがビックチャンスだろ?今のこの国のざまをよく見ろよ。
世間の主婦の皆さんがどれだけ泣いてるのよ?今更曲がったキュウリなんて食べないわ なんて言うか?
それでも真っ直ぐなキュウリが良いって言う奴は好きにすれば良いんだけど、曲がったキュウリでも半値で買えるなら殆どの人がそっちを求めるだろうよ」

「半値ですか?? 安すぎませんか?」

「お前達も欲を出しちゃダメだって!今までハネてきたんだろ?
それなら半値でもありがたいじゃないか?
農家が、いや 曲がったキュウリがこの国を救うかもしれないぞ 笑」

「そうですよね、なんら味が悪いわけじゃないし、うちの嫁さんだって見た目は悪いけど良い人だし・・・それと同じですよね」

言わなきゃ良いのに・・・嫁さんの目が変わっちゃった・・・

「はあ??あんた何言ってんの?? 頼むから嫁に来てくれって泣きついたくせにさあ・・・実家に帰らせてもらうからね!!」

「い、いや、そういう意味じゃなくて・・・ごめんなさい」
「どういう意味よ!!私はハネ品かい?  先生も怒ってやってくださいよ!」

「おいおいそう怒るなよ・・・こいつは女の褒め方知らないだけで、嫁さんは良い奴だって褒めてるんだと思うよ」

「そうそう、その通り! 褒めたんだよ」
「男ってどうしてこうなのかしら?ハネ品にしてやる!」

「まあまあ・・・でもさ、色んな規制とかもあるんだろうけど、
プレハブ小屋でも何でもいいからハネ品激安店とかってどうよ?
まあそのうち落ち着くんだろうけど、今ならみんな大喜びなんじゃないの?」

「面白いかもしれませんね、でも出荷できるほどでもないですしね」

「そうだよな、でもよ食うに困ってる人達は沢山居るからさ、いつか何かで力になれるようなことがあったら考えてやって欲しいと思うぞ」

「あっ僕も恵まれない国の子供達に野菜送ってあげようかなって思った事ありますよ」

「恵まれない国かあ、日本も恵まれない国になりつつあるぞ!まずはこの国の無駄を無くしてよ、良い振りこいて外の国の事まで考えずに、しっかり自国を愛して欲しいもんだよな。
道路の話も大事な要素はあるかもしれないけどよ、それより農地を
どうにかした方が絶対に良いと思うんだ。
議員さん達も居眠りしてる場合じゃねえって!!」

「それ良いですね!そうすれば生産率も上がりますし、値も抑える事が出来るようになるかもしれませんしね。
でも居眠りしてる議員さん達には倍額で買ってもらいましょうよ」

「復活!日本!! 農業は日本を救うだよな 笑」

こんな会話をしながら、まだまだ今ならこの国も何とかなるけど、
自給率39%という現実がこの先どれだけの悪影響を及ぼすかと真剣に考えさせられてしまいました。
(2008.3.13[Thu])

寒いロケ撮影

今日は久しぶりに自分の作品の為の撮影をしました。

いつもはコンテストや写真展の締め切り期日ギリギリに
なってしまうのですが、どうしても雪の有るうちに撮影をしたくて
・・・というより撮影してみたいモデルさんに出会えたから・・・

モデルは18歳の女の子で、子供でもなく大人でもない微妙な年頃の子で、出会った時のイメージは繊細で、扱い方を間違えるともろく壊れてしまいそうな感じの子ですが、ちょっと磨けば必ず光るし、内に秘めた強いものがあるような気がして、自分の考えているイメージに素直に当てはまると思い、お願いをして撮らせて頂きました。

数日前にスタジオに来て頂き、打ち合わせを兼ねて彼女に光を当ててみた時はオドオドした目をしていて、身体も緊張でガチガチになっていてポーズどころでは無いような感じでした。
でもこの子は何かのきっかけで化けると信じ、何度かメールでやり取りをさせてもらいながら当日を迎えました。

車で走りながら良い場所を見つけ、私は長靴で雪の中を漕いで足場を整えました。
まだまだ雪深く、長靴でも簡単に埋まってしまうほどでしたが、
太陽の位置を想定しつつ、出来上がりの写真のイメージを思い浮かべながら雪を踏み固めていると身体もポカポカと汗ばむほどでした。

彼女も準備が出来たようで、いよいよ撮影開始。

シャッターを押す瞬間までコートを着ていてもらい、全体のバランスを整えながら私の意志を伝えます。
あとは彼女がその意思をどう受け止め演じるかどうかです。

絶対に彼女なら大丈夫!そう信じながらスタート。

数日前とは全く別人の彼女がそこに立っていました。
しっかりとした力強い目で向かってきます。
シャッターをきる度に強く綺麗になっていく彼女。

久々に戦闘モードにスイッチが入りました。

私も負けられません。

雪に埋まりながらも色んな角度から彼女の良い部分だけを狙い撃ちです。
なんとなく良い手応えを感じながら、カラーだけではなくモノクロフィルムでも撮影させて頂きました。

三月とはいってもまだまだ寒い中、腕や足を露出した夏物の服に
マフラーを巻くだけの格好で頑張ってくれました。

私は「ごめんね〜!頑張れ〜!」ってこればっかりで、彼女は相当寒い思いをしたかと思います。
本当にごめんよ・・・

何とか凍りつく前に無事撮影も終わり、スタジオに戻ってからも
少し撮影をさせて頂き終了しました。

撮影後の彼女に感想を聞いてみると、臆病な自分がいてモデルなんて無理と思っていたけど、わたしの写真に対する情熱みたいなものを感じてくれて、よし!どうせ撮られるならボツになんてさせるものか!という気持ちで挑んでくれたそうです。
真っ直ぐな彼女の成長をこれからも撮り続けてみたいなあと思わせてくれる魅力を持っているけど、本人はまだそれに気付いていないだけかもしれません。

女は化ける生き物と思っていますが、ちょっとしたきっかけでモデルを体験してくれた彼女の心の部分に私の写真が良い影響を与える事が出来たのならこの撮影は成功と言えるでしょう。

作品の世界は モデル8割・腕2割と思っています。
どれだけ良い出会いが出来るかどうかで決まる事も多い世界です。
素敵な出会いがあるからこそ人間を写す事が楽しいのかもしれません。
モデルさん、寒い中本当にありがとうございました。
懲りずにまた撮らせてくださいね。。。
(2008.3.4[Tue])

もどる
バックナンバーリスト
Powered by HL-imgdiary Ver.3.00 Beta