奥山陽一のコラム

2012/08/14

ヤマベ釣り

 


携帯の電波も無い山の中に入り、最初はブツクサ言ってた相棒もコツを掴んで一匹上げる度に真剣な顔になり、1時間もしないうちに私より先にポイントを見つけて一人で藪を掻き分けながら歩くようになりました。

 

 

熊の話をすると急にビビリだし、歩く度に鈴をカラカラと鳴らしながら辺りをキョロキョロ。

その様子に思わず噴出しそうになってしまいました。

初めてなのでゆっくり釣り歩いていたせいか最終目的地点までは辿り着けずに薄暗くなってきたので途中で道路に出る事に。

笹薮を掻き分けながら何とか道路に出る頃にはすっかり真っ暗で二人とも汗だくでした。

車を停めてある場所まで歩いていると相棒は終始キョロキョロしながら鈴を鳴らし続けていました。

 

帰ってから命を頂く事の有難さを話しながら天ぷらにして美味しく頂きました。

 

今年の相棒との夏休みは初シーカヤック体験、初渓流釣り体験と初めてのチャレンジばかりで充実した良い夏休みになってくれたのではないかと思います。

ちなみに携帯でメールのやり取りを頻繁にしていたので彼女が出来たのか?と訊ねると、彼女じゃないよ親しい人だよ の一言に大爆笑。

小樽の帰りにその親しい人におみやげを買っていくとの事、私には言いづらいのか、うちの店長に付き合ってもらって風鈴を購入したらしく、レジで恥ずかしがってプレゼント用に包装して下さいと自分で言えず店長に頼んでほしいとお願いしていたらしい。

これもまた成長している証拠かなと静かに見守ることにした。

 

 

 

 

 

龍釣り.JPG 

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