奥山陽一のコラム

2012/02/03

いつもの東京 3

 

最終日は風雲の会に参加

 

午後からという事でのんびりとチェックアウトをしようと思っていたらF君から電話。

 

 

飛行機の時間を変更して風雲の会に参加するとの事。

てっきり北見に着いたという電話だと思っていたのにビックリ。



 

 

 

まあ良い根性をしている奴だ。

 

 

年寄り並みに早起きのF君は朝からプラプラと銀座で散歩をしていたらしい。

 

 

六本木の交差点で待ち合わせ。

 

バスに乗ろうと思ったが時間が合わなかったのでタクシーに乗る事にした。

 

 

運転手さんと雪道運転について色々と話をしながらちょっと急な坂道で信号待ち。

 

 

???????

 

 

 

やっちまった。

 

 

 

トランクケースを丸ごと忘れてきてしまった事に気付いた。

 

 

こういう狭い坂道が一番嫌だと話していた矢先に、坂道をUターンする事に・・・・

 

運転手さんごめんよ~~!

 

 

 

ホテルに戻るとフロントの人が丁度私に電話をしようとしていたらしい。

赤面しながらお礼を言って再び六本木にUターン。

 

運転手さんも気を遣ってメーターを止めておいてくれたらしい。

 

そんなこんなでF君と合流。

風雲に参加する北見のHも後を追い掛けてきて合流。

 

 

六本木ヒルズで昼食をしてから会場に入る事にした。

 

 

店に入るとどの店員さんも垢抜けている。

お客さんもお洒落な人ばかりだ。

 

個人的には銀座で働く店員さんの対応が素敵だなあと思うが、アルバイトの子でも北海道なら皆良い企業に就職できそうな雰囲気なのだ。

 

東京も田舎者の集まりというが、やはり周りの雰囲気に溶け込めばそれなりに垢抜けてくるものだ。

 

リーダーに品があれば、そこで働こうとする者やその会社に残りたい者も自然と品が出てくるようになる。

店に来店されるお客様も結局はそれに似合った御客様が訪れるようになってくるのかもしれない。

 

 

食事を終え、会場入りすると玄関先でトランクケースの取っ手がいきなりプチっと切れてしまった。

あちゃぁ~~~!ホテルに忘れてきてしまったから鞄がスネてしまったのか・・・・

 

 

会場に入ると全国各地から若手のメンバーが集まっていて活気がある。

 

代表の挨拶に年賀状の話があったのだけど、そういうところの礼儀の話はとても大切な事だと思って聞いていた。

 

学ぶ人間の姿勢・・・・

気遣いの出来ない人間は写真にも気遣いが出来ない・・・

私もそう思う。

神経質なくらい気遣いをしても出来た写真にはまだまだ足りないものだらけ。

写真をやる人間は胃が痛くなるくらい神経質に気遣いを勉強すれば良いと思っている。

 

 

いよいよ講義が始ろうとした時に、いきなり全員が立ち上がった。

 

 

起立!気をつけ!礼! 本日は宜しくお願い致します!

 

F君と顔を見合わせてしまった。

 

なるほどなあ・・・・

 

 

この日の講師は風のTさん。

 

 

写真の基礎編との事。

 

 

初めに軽くテストとしてプリントが配られた。

 

 

広角レンズとは? 色温度とはなにか? 被写界深度とは? 

 

全てを体で覚えてきた私には理論的な数字の話などチンプンカンプンだ。

 

 

広角レンズ? 

 

ビョ~ンと広く写るレンズ

 

 

 

色温度?

 

体温計にちょっと色が付いていて平熱よりちょっと高めの温度  

 

 

被写界深度?

地震の震度とは違う深さを測ること。

 

 

F君が吹きだしていた。

様子を見に回って来た代表も笑いながらお前には解らないだろうなあと通り過ぎていった。

 

 

写真関係者には笑えるネタだが一般の方にはチンプンカンプンな話だろう。

 

もちろん私も一応何となくは意味合いは解っている。

ただ数字の話をしろと言われてもその数字は出てこない。

 

人間の平均視野角度は約45度だとか、フォーマットのサイズにより標準のミリ数が違うだとか、

色々と数字の話が出てきた。

 

これは私のような写真の初心者にはとても参考になる話だった。

 

今までは気合で写せたがデジタルになると気合だけではなかなか写らないのが身に沁みて解っている分良い勉強になった。

 

その逆に数字を追いかけたからといって良い写真が写せるかといえばそれは違うと思っている。

 

数字の先にあるものがやはり私にはもっと大切な事だと思っているのだけど、デジタルは明確に数値が表現されてしまう。

 

そこの基礎がしっかりと出来て、尚且つ想像力を養う事が出来れば最高なのだ。

 

それにしても風の会のメンバーは凄い人達ばかりだ。

 

話を聞いていてもとても解り易い。

 

私がもし風雲の会のような勉強会で講師をする機会があれば勿論想像と創造の話をするだろう、しかし果たしてこんな風に上手に伝える事が出来るのだろうか?

今まで講演に呼んで下さった学校等の生徒さん達には、想像力を養う事がこれからの時代には絶対に必要な事だと伝えてきたが、果たしてそれはどれくらい伝わっているのだろうかというような事を考えるとチョッピリ不安になった。

 

 

前日の風の合評会ではコーディネーターのTさんが何度も写真屋の写真を見る事より、もっと視野を広げて色んなものを見なくてはならないと言っていた。

私も常々そう思っているし、若い人達にもそれを伝えているが伝える事と伝わる事では個々に違うだろうから人前で話をするのは非常に難しい。

 

それを解りやすく説明している講師の話を聞いていると、凄いよなあと感心するばかりだった。

 

出来ればもっともっと話を聞いていたかったのだけど、飛行機の時間が迫ってきたのでそっと退散。

それでも予定より30分くらい延長して話を聞いていたが非常に残念だった。

 

 

空港でF君と別れ、搭乗時間を待っている間に居眠りしてしまった。

空港の人に起こされ慌てて搭乗。

私が一番最後だったようだ。

 

 

眠気が覚めない。

 

 

飛行機に乗った途端、飛び立つ前から眠ってしまったようで、飛行機の着陸の時の振動で目が覚めた。

10分くらいしか飛行機に乗っていなかったような感覚だったのでこれから飛び立つのかと思ったら、回りの乗客が立ち上がりゾロゾロと出口に向って歩き出していた。

 

完全に寝惚けていたようだ。

 

やっと:家に辿り着き、風呂に入ってボーっと居眠りをしていると0時過ぎに電話が鳴っている。

 

 

誰だ?

 

 

北見のHからの電話だ。

 

 

時間的に勉強会が終わって二次会の席で悪戯電話を掛けてきたか、どこか飲み屋を教えろという電話だろうと思い放っておいたのだけど、30分後に再び電話が鳴る。

 

完全に目が覚めてしまった。

 

電話口にはHではなく深川のEだった。

 

 

やっぱりなあ~!

 

Eからの電話なら話を聞かなくても解る。

 

案の定Gバーの場所を教えてくれとの事だった。

話を聞くとメンバーは皆終電の時間だからとかで皆帰ってしまい、北海道の二人組みだけが

行き場所もなくウロウロしているらしい。

若いのにもったいないとEが言っていたが、私から言わせればお前と美瑛のMもいつもそうじゃないかと笑いながら放置してやろうかと思ったがまあそれも可哀想だから電話を切らずに話をした。

 

 

しかし場所を教えろと言われて私が東京の街の説明なんか出来るわけが無い。

写真同様感覚だけで歩いているのだから。

 

長島茂雄状態だ。

 

交差点を渡って斜め下の方にバーっと下がる感じの道があってそこの道のカーブのところのビルの地下だわ。

店の名前は解らん。

とにかく交差点にいつも紫っぽいダウンコートを着ている二人組みが立っているから探せ。

見つけたらいつも北海道から来ている面白いカメラマンを知らないかと聞けば絶対に解る。

それか青森出身の子が沢山居る店か聞いてみろ・・・・

 

 

六本木と新橋を歩けばいつも行く店の子が居れば、私を見付けると勝手に手を振りながら駆け寄って来てくれる。

それに着いて歩くだけだから場所も店の名前も覚えちゃいない。

 

何せ安上がりでスタッフが元気で明るいからいつも利用しているだけなのだ。

 

 

 

解りました~~~!

聞いて歩いてみます。

 

 

本当にこんな説明で解るのかぁ??

まあ遊びたければ自分でなんとかしろだ。

 

 

お陰で夜中にすっかり目が覚めてしまい、羨ましい気持ち半分眠れなくなってしまった。

 

 

 

 

そんなこんなで今回も有意義な時間を過す事が出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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