2011/08/26
羅臼小学校にて
昨日羅臼小学校で講演をさせて頂いて来ました。
講演の内容は「写真で見る東日本大震災」
テーマの方は学校側で決めて頂きました。
もちろん毎年恒例の羅臼知床釣りツアーもしっかりと楽しんできました。
釣りのついでに講演を・・・
決してそんな事はありません、講演の合間でちょっと釣をしてみただけですw
羅臼小学校は生徒数が220人くらいと聞いています。
もう一校の小学校が140人くらいなので、子供達の数を考えると羅臼の人口が約6000人で、小学生位のお子さんのいる親の年齢を考えると20代前半から40代中くらいなので、人口を考えると若い世代の人達が多いのかもしれない。
また羅臼では公務員の方が低所得者扱いなそうなのです。
さすがは漁師町だなあと感じます。
学校に着くと教頭先生が笑顔で迎えてくれまいた。
校長先生と3人で色々とお話しさせて頂き、お二人の気さくな人柄にとてもリラックスさせて頂いた。
講演は視聴覚室でと聞いていたがステージの脇から中を覗いて、その立派さにビックリした。
大学等の講堂を小さくしたような作りのデザインで設備もきちんと揃っている様子だった。
紹介され演台の前で挨拶をすると元気な声が返ってきた。
思わず羅臼小学校の皆さんは元気が良いですねと言ってしまったが、子供達から元気を分けてもらった気がした。
講演が始まり、最初に少しお話をさせて頂きスライドショーを見てもらったのだけど、文字の部分が後ろの席の人達に見えないのではないかと尋ねると、やはり見えないとの事なのでマイクを持ち、解説をする事にした。
私の場合はマニュアルが無いので、その時々で会場の雰囲気を見ながら話を変えていくようにしている。
スライドショーが終わり会場が明るくなると、高学年の後ろの方がザワザワしている。
生徒さん達が数人涙を流していた。
話をそのまま続け、最後に福島の子供達の話や自分達のルーツを探ってみて欲しいという話をした。
羅臼をはじめ北海道は大勢の東北の人達が開拓に入られたから今の私達が存在するのだという事を知って欲しかったのだ。
その辺から学んでいくと今回の震災についても違う角度で考える事が出来るだろうし、もっと命について考えていけるようになると思っている。
まあ何とか無事に講演を終え学校を後にした。
大好きな街で子供達に出会えた事に感謝、感謝です・・・・・
ちなみに羅臼小学校のブログに講演の様子が載っていました。
こちらからどうぞ→ http://rashou.exblog.jp/
さてさて釣りの方はと言うと、史上最悪と言われた昨年同様に今回も非常に厳しい状態の釣りとなった。
魚は居るけど餌を食べる気配が全く無い。
それでも前日の夕方までと船渡しの分を入れると8匹のカラフトマスを上げる事が出来た。
地球温暖化の影響なのか? 何かが狂い始めているような気がしてならない。
ちなみに釣果の結果は・・・・
北見のF君が2匹
美瑛のM君 0
M君は来る途中に熊ではなくパンダに遭遇し、更には青い色のお手紙まで貰って来た。w
そして今年の船渡しの1位はなんと・・・・
誰も予想していなかったうちの店長が7匹を釣り上げ堂々の1位となった。
私はトータルで8匹だけど、船渡しでは5匹だけなので惜しくも2位でした。
これまで毎年二桁台は釣れていたのに、昨年からかなり難しい釣りになってしまった。
おまけに熊が多く、今回も熊が出ていたので奥の方には行けずに番屋のある湾に入った。
熊が出てきたのでは無く、人間が熊の領域に入ってしまっているだけなのだ。
まあそれでも年に一度の羅臼釣りツアーは楽しくて唯一この釣りの時だけは仕事の事を忘れる事が出来る。
羅臼の贅沢な海の幸を腹いっぱい食べ、魚との知恵比べに集中・・・・
年に一度の贅沢な時間なのだ。