2011/07/22
病院にて
昨日は市職労病院部主催の勉強会で市立病院にお招きされた。
今回の震災でボランティアに行かれた職員の方と二人で講演をしてほしいとの依頼だった。
少し早めに会場入りをすると担当の方達が暑いなか準備をして下さっていた。
講演会に参加された職員の中に知り合いの子を発見。
冗談を言いながら話が出来たので少し緊張がほぐれた。
それでも落ち着かないので喫煙場所を教えてもらい付き合ってもらったのだけど、
その子にどんな話をしてくれるのか?と尋ねられ、まだ余り考えていないと告げると、
相変わらず良い度胸してるよねと笑われた。
実際学生さんや同業者の前で写真の事について話をするのなら良いのだけど、相手が病院の先生方と聞くだけでちょっとやりづらい感じがした。
時間となり、一部の講演が始まった。
ボランティアで岩手に入られた時の話を聞かせて頂いた。
きちんと資料を用意され、順序良くきちんきちんと話を進めていく姿に、さすがは行政マンだなと感心した。
私はといえば人生行き当たりばったり・・・・・
いよいよ私の出番だ。
主催者やスタッフの皆さんにお招き頂いた御礼を言い、準備して頂いたスライドショーのDVDを流した。
こういう静かな空気の中では御題が御題だけに空気が重たく感じる。
ビデオも長く感じた。
明るい話題なら時間もあっという間に過ぎてくれるのだけど、その後の話でも私にはとても長い時間に感じた。
改めて被災地での事を思い出すと言葉も詰まり、話しながら声も震えそうになる場面もあったが何とか無事に終了した。
最後の方に、陸前高田市から来る子の話やその思いの部分を少し紹介させてもらい話を終えた。
その後意見交換会にも招いて頂き、色々と話をさせて頂いた。
役員の方の中で私の事を知っている人が、今日の話は私らしくないと言っていた人もいた。
政府に対する部分ではもっとガツンと言ってくれるのかと思ったけど、あんなに柔らかく話をするとは思っていなかったとの事だ。
いやいや、私も多少は空気が読める奴ですからwww
と笑ってごまかした。
対面で一人一人と話をさせて頂く方がやはり話がしやすい。
色々と質問をされながら受け答えをしていくと結構盛り上がった。
いつの間にか、もう一度今度はもっと大勢の前で大々的に講演会を企画しましょうと勝手に盛り上がっていた。
とてもありがたく感じると共に、主催者の方々が今回の震災の事だけはマスコミに流され、忘れ去られていくような事が無いように考えていかなくてはならないし、地震が殆ど無い地域だけに人々の温度差を感じる部分をもっと考えていきたいと口々に言って下さっていた事に、私も微力ながらお手伝いが出来ればと考えている。