2011/06/25
札幌珍紀行
秋の新規事業に備えて札幌に行ってきました。
行く前にいつもの宿泊先に予約を・・・・
無い! どのプランを見ても全室満席・・・
あちゃ~・・・・
とりあえず時間がもったいないので、出発する事にした。
札幌に着いて、色々と打ち合わせをしながら現地調査。
使えるものと使えないものを目で追いかけながら仕分けして、大方決まったところで大人買い。
ストロボ機材は勿論、棚やショーケースに札を付けながら次の事業を想像する。
可愛いアルバム類とEIZOの新品未開封のモニターを発見!
すぐさま札を貼り、こちらは持って帰れる品なので請求書を発行してもらい車に積んで確保成功。
一店舗そのまま営業できるだけの機材等を破格の値段で譲っていただいた。
きっと写真関係者が聞いたらヨダレを垂らして羨ましがる事だろう ウッシッシ
食事を誘われ近くの洒落た蕎麦居酒屋に案内されたが、若い店主の手作り照明や和室風小上がりなどもあって、やる気が伝わってくる良いお店と良い面構えの店主だった。
食事をしながら写真談議に花を咲かせ楽しい時間を過させて頂いた。
やはり写真の話は朝まででも疲れないものだ・・・・
帰る前にお店の若い店主と名刺交換をさせて頂き店を後にした。
そのまま御礼を言って、食い逃げ状態で車を走らせた・・・・
のだけど・・・・・
??
俺はいったい何処に泊まれば良いのだ??
同時に前が見えなくなる程の大粒の雨が降ってきた。
車の中でパソコンを開き宿を探すが、時間的にも予約は難しい状態。
20代の頃ならどんな夜中でも泊まるところに不自由した事は無いのだけど・・・・・
オネエサン泊めて~~と甘えればヨシヨシ♪と頭を撫でてもらえたもんだけど、遥か遠い日のリフレインだわ。
しょうがない、翌日も打ち合わせがあるので近くのラブホ街に・・・・・
学生の頃、皆で飲んでそのまま野郎同士でラブホに泊まったりした思い出が蘇る。
あの頃はとにかくハチャメチャで楽しかったなあ・・・・・
しかしまあこの歳になって一人でラブホとは情けないと思いつつ車に寝るよりはマシ。
まもなくしてネオンが目に入るが、満室、満室、満室・・・・・
おい!
平日だぞ~~!
おいおいお前達、他に楽しみは無いのかよ??・・・・ブツブツ良いながら辺りをキョロキョロするが
何処も満室で入れない。
翌日の事を考えるとあまり離れたくはないが、しょうがないので車をススキノに向けた。
そういえば一人ならビジネス扱いにしてくれるホテルが有ったはず。
ちなみにそこのスイートにはプライベートプールとサウナまで付いていて、そこに泊めてくれるなら
付いて行っても良いよというオネエチャンが沢山居たくらい一時期は人気にホテルだったのだ。
時代も変わり、昔は一目を気にしながら入ったラブホも今では昼間でも堂々とカップルが腕を組んで楽しそうに入っていく。
更にはお一人様大歓迎。
競争が激化し、ラブホとは言わずにブティックホテルとかアミューズメントホテル、デザイナーズホテル等呼ばれ方も変わってきた。
まあラブホのラブが必要無いお付き合いの人達が多いのだから、呼び方が変わってもごもっともかもしれない。
その分古いホテルはその競争にも取り残され、お客の確保の為にもビジネスマン、お一人様歓迎等、部屋のデザインがシンプルなホテルはそれを逆手にどんどん路線を変えて行っている様子だ。
そんなこんなでホテルに到着。
どちらかと言えば古いタイプな人間なので周りをキョロキョロ一目を気にしてしまう。
女の子が一緒なら堂々と入れるはずなんだけど・・・・w
おまけに車がデカイから屋外駐車場だし目立ちすぎ・・・・
まあいそいそとロビーへ。
フロントに行くとスタッフが笑顔で立っている。
普通のホテルと変わらない感じではないか。
「宿泊できますか?」
「大変申し訳ありません、入り口でお部屋のタイプをお選び下さい」
ラブホと変わらないのか・・・・恥ずかしい~~!
プール付きの部屋も健在。
でも一人じゃバカじゃん・・・・
空いている部屋の中で一番安い部屋を選んだ。
「201でお願いします」
「申し訳ありません、ボタンを押してチケットをお取り下さい」
一回で説明してくれよな、初心者なんだからさ 爆
入り口まで戻り、チケットを取ろうとするとカップルが・・・・
恥ずかしい~~~~!
「これで良いですか?」
「はい承りました」
後ろにカップルが並んで待っている。
早くしてくれよな~!
「お客様、法令が変わりまして、こちらにお名前等をご記入下さいませ」
「え?普通に部屋に入れないの??」
「はい、法令が変わってしまったので申し訳ありません」
名前と電話番号を書いて渡した。
「お客様、住所もお願い致します」
なんら普通のホテルと変わりがないではないか?
車の鍵まで取り上げられてしまった。
出入りは自由だそうだ。
もしかしてカップルだと受付けは要らないのだろうか?
エレベータを待っていると、同じやり取りが聞こえてきた。
どうやらカップルでも法令とかのせいで名前を書かなくてはいけないようだ。
男の人がスタッフに、これって本名じゃなきゃダメですか?と聞いている声が聞こえ思わず吹き出しそうになってしまった・・・・・
部屋に入り、風呂にお湯を溜めている最中携帯とパソコンの充電器が無い事に気付く。
車の中に忘れてきたらしい。
鍵が無い・・・・
フロントに電話をし、外に出ようとするとロビーには3組のカップルが並んでいた。
恥ずかしい~~~~!
そのうちの一組が、コソコソと デリヘル呼んだんじゃない?なんて会話しているのが聞こえてきた。
思わず中指立てて応戦してやろうかと思ったけど、独り身じゃあ負け惜しみにしかならないのでいそいそと退散した。
そんなこんなで部屋に戻り、再度フロントに電話。
「マッサージをお願いしたいんですが、呼べますか?」
「はい呼べますよ」
「じゃあお願いできますか?」
「ご予算はいくらくらいが良いですか?」
「ご予算? 色々コースがあるんですか?」
「コースはどうでしょう?まあお店によりけりでしょうけど、もし何ならリストをお持ちしましょうか?」
「じゃあお願いします」
ピンポーン♪
「リストをお持ちしました、置いていきまのでゆっくり選んで下さ~い」
私の手元に届いたのは何と・・・・
す す き の タ ウ ン 情 報 ・・・・・・
男性の為の夜のお遊びが満載! 爆
おい!
再びフロントに電話をし、普通のマッサージをお願いしたいという事を説明したが、スタッフにしてみるとデリヘルを呼ぶ方が普通の事であり、このホテルで普通のマッサージをお願いする人間は皆無に等しいらしい。
30分くらいしてチャイムが鳴った。
中国人らしき30代くらいの男性がドアの前に立っていた。
名前は季さん。
色々会話をしたのだけど、季さんもラブホに呼ばれるのは初めてで、此処に来るまでに色んな想像をしてたらしい。
では何時もの友好的中国会話を・・・w
「わたし、すごく焦ったあるよ。 ラブホに仕事、一度も無いあるね ドキドキしたあるよ」
「おー、俺もドキドキしたよwww 」
「何でお客さんがドキドキするあるか?」
フロントとのやり取りを説明した。
「wwwwwお客さん面白いあるねえ、でもそれ、ホテルの人、間違いないあるよ。 お客さんが変わってるあるよ」
「まあな、それは解るけどさあ、最初から普通にマッサージを頼みたいって言ってるんだからさあ」
「それ、普通と違うあるよ、女の子呼ぶのが普通あるよ。 お客さん女嫌いあるか?もしかして男好きあるか? それは私逃げるあるよwww」
「www バカたれ!オネエチャンに決まってるじゃん。 いっぱい遊んできたからお腹一杯なだけだよ。 金出してるのにオネエチャンの方がアンアン言うなら俺が金貰いたいくらいだわwwww
そんな無駄な金を使うならもっと違うところに使うよ。」
「お客さん面白い人あるね。でもえらいあるよ。 でも日本の女の子は気持ち良いあるか? お客さん中国の女抱いた事あるか?」
「俺は世界を又に掛けてきた男だからね。 言葉が違ってもやる事は全世界共通だしねwww」
「お客さん凄い人あるね、でも優しい人あるよ。 顔もスケベあるねw 痛くするあるよwww」
「痛っ!バカ、痛っ!! ギブアップ!」
「私日本に来てまだ一度も女の子と遊んだ事ないあるよ。 日本のラブホも初めてあるね。なのにお客さんうらましいあるよ」
「うらましいじゃなくて、 う ら や ま し い だよw それこそデリヘルでもソープでも行けば良いじゃんw」
「そんなお金あったら仕送りするあるよ。 それに自分でお店やるのが夢あるからお金は大事あるね」
「季さんは偉いねえ、どんな店やりたいの?」
「もちろんマッサージの店あるよ。会社にして色んなマッサージやってみたいあるね。わたしは針と整体が得意ね。あとは女の子使ってスケベな日本のお客さんの心を掴むあるよwww」
「え?風俗もやるの?」
「ちがうあるよ、日本のマッサージ嬢はおばさんが多いあるね。だから少し若い子を使うあるよ。
日本人スケベあるから人気出るの事 思うあるよ」
「よくその辺に立っている立ちんぼの中国人みたいな感じかい?」
「あれみんな嘘のマッサージね、あれはダメ、ちゃんとビジネスマッサージするあるよ」
「じゃあ季さんの夢が叶ったら是非声掛けてよ、すぐお願いするからさ」
「お客さんはダメあるよ、絶対違うマッサージになっちゃうあるねwww」
「アホか~!www でもさ、季さんなら絶対夢が叶うよ!俺も頑張るから季さんも頑張ろうよ」
目標を持って夢を叶える為に真っ直ぐな人は見ていても気持ちが良い。
その後も色々と盛り上がり、サービスで整体までしてもらった。
東京以来ボキボキが病みつきになっているかもw
ってなことでラブホお一人様の夜もしっかりと楽しんできました。