2011/06/17
東京2 高級なマッサージ
風の会の2日目。
眠い。
何故かと言うと・・・・・
宿泊先の周りにはマッサージ店が多く、3時近くというのに肩凝りが辛かったのでホテルの向かいの店に入った。
白衣を纏った中国人らしきオバちゃんが出てきた。
ここからは中国の人っぽく片言の日本語を想像して読んで下さい。
「いらっしゃいませ~!」
「お願いできますか?」
「ごめんなさいあるよ、今一人入ってるから1時間くらい掛かるあるね」
「そうですか、じゃあ向かいのホテルに泊まってるので空いたら携帯電話に連絡してもらえますか?」
「わかったよ~でんわするあるよ~! でもうちの店あと1時間で終りねぇ、残念あるねぇ~!」
残念なのはオマエあるよ~~~!
なぜか面白いノリだと思って違う店に入ってみた。
「いらっしゃいませ~!」
「今からでも良いですか?」
「もちろん良いよ、良いよ!すぐ入れるあるよ~」
ソファーに腰掛けるとオッチャンがお茶を入れてくれた。
「このお茶とても高級あるよ~!一缶日本円で1万円するあるよ」
「へえ1万円ですかあ」
「おかわり飲むか?お兄さん特別あるよ」
「じゃあ頂こうかな。ところで料金とかメニューはどうなっていますか?」
色々と説明を受けたが、リンパマッサージは上手な先生じゃなきゃ痛いので、今日は上手な先生が不在という事でやめておくように言われた。
何故か調子に乗って整体とオイルが半々の1時間コースをお願いした。
「服脱いで紙オムツに着替えてくださ~い!」
すかさずオッチャンが小声で・・・・・
「バカ違うよ紙パンツだろ!!」
「自分のパンツでも良いんでしょ?オムツは嫌だよ~!」
「もちろん大丈夫!大丈夫!」
本当に大丈夫なのだろうか・・・・・
オッチャンが私の肩を摘んだりしている。
「おにいさんカチカチダメあるね。優しいのが良いか?凄いのが良いか?どっちが良いあるか?」
「凄いの? じゃあ凄いのでお願いします」
先生と呼ばれる白衣のオバちゃんが登場!
背中を揉み解していくのだけど、何処が凄いのか解らない。
気持ちよくてウトウトしそうになっていると、なにやら小声で話をしているのが聞こえる。
ふと顔を上げて見ると、オバチャンが私の背中を押し、オバチャンの背中を違う誰かが押しながら教えている様子。
それも隠れながら・・・・
ところがこの隠れている人の身体は横綱級。
隠れるどころかオバチャンの後ろから思いっきりはみ出してしまっているではないかw
「え?何やってんの?」
「大丈夫!大丈夫あるよ!www」
「何が大丈夫あるか?」
「実はこの子は研修生あるね、はじめに軽く解す時の練習あるね」
「そりゃあある意味凄いわ!wwww 練習台かよ!真面目にやってよ~!www」
10分ほどで横綱に代わった。
手の動きが全然違う。
こりゃあ上手い!
「先生メッチャ上手ですね。」
「・・・・・」
「ん? 先生?聞こえてる?」
「・・・・」
言葉が解らないらしい。
すかさず研修生が通訳してくれる。
そしてすかさずオッチャンがカーテン越しに 「うちの先生ゴットハンド言われてるあるよ」と笑っている
まあ大袈裟ではない。
感心していると横を向けとの事、向きを変える。
「リラックス、リラ~ックス!」
ゴキゴキゴキゴキ
ボキボキボキボキ
ヒョエー!
こりゃあ凄いわ!
こんだけ身体を鳴らされるのは初めてだ。
「バラバラにした後はちゃんと元に戻してくれるの?」
一同爆笑している 「大丈夫!大丈夫!www」
その後オイルマッサージに入った。
身体がポカポカしてきた。
「このオイルは何か特別なものですか?」
「ただのベビーオイルみたいなものあるよ」
研修生が通訳する。
すかさずオッチャンが飛んできた。
「ベビーオイル違う!これは中国の緑茶成分や色々入ってる高級なオイルあるよ!凄く高いあるよ!」
こいつ高級って言えば良いと思ってるに違いないなw
よく考えてみると、最初に飲んだお茶も缶の蓋はまだ未開封だったのを思い出す。
一人でクスクスと笑ってしまった。
施術が終わり、帰りにもういっぱいお茶を出してくれた。
良く味わってみよう・・・・・
うん!
高級茶葉配合の高級なウーロン茶に間違いない!
「オッチャン、高級なお茶なのに申し訳ない、喉がカラカラだからもう一杯だけおかわり良いですか?」
「全然良いあるよ!ドンドンおかわりするあるね」
この店は一缶一万円もするお茶をガンガン飲ませてくれる高級なお店であることに間違いないと
確信し、気分良くホテルに戻ったのであった。
ちなみに価格はかなり高級なので、一般庶民の皆さんには御遠慮頂きたい。
30分で なんと2500円!! にせんごひゃくえん!!