奥山陽一のコラム

2011/04/15

つぶやき

 

震災から一ヶ月が過ぎたが、被災地では未だに危機的状況である事には変わりなく、

私は現在進行中であると考える。

 

 



 

 

日々色んな事件や事故を取り扱うマスメディア。

 

目を覆いたくなる事件や事故~誰がくっついたとか離れたとかどうでも良い話まで。

ヒステッリックに騒ぎ立てるワイドショー。

 

 

時には心痛めている人の心を土足で踏みにじるような過剰な報道・・・・

 

 

そこにカメラを向けたなら最後まで責任ある報道のあり方を考えて頂きたいと思う。

 

 

今回の震災だけはどうかワイドショー事で風化させないで欲しいと切に願っている。

 

 

今日は、地震発生後に色んな言葉が寄せられているサイトのつぶやきを紹介したいと思います。

このサイトに寄せられたつぶやきはフリーになっていてコピー等自由に使って良いとの事なので、

ここで御紹介させて頂きます。

 

 

 

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2歳の息子が一人で靴を履いて外に出ようとしていた。

「地震をやっつけてやる!」・・・・・・

小さな身体に宿る勇気と正義感に力をもらいました。

 

 

 

 

暗すぎて、今まで見た事ないくらい星が綺麗だよ。

仙台のみんな、上を向くんだ!

 

 

 

 

被災地でディズニーランドの無料で配給されたお菓子。

ちょっと派手目な女子高生が、必要以上に沢山もらってて 「何なんだ!」って一瞬思った・・・・

その後その子達が避難所で小さな子供達に配って歩いている姿に感動。

小さな子を連れて動けない状況の人達の為に率先して行動していたらしい。

 

 

 

 

大学から徒歩で帰宅するしかなく、トボトボ歩いていると、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパンを配給していた。

こんな喧騒の中で自分に出来る事を見つけて実践する人に感動。

心が温まりました。 東京も捨てたもんじゃないな。

 

 

 

 

地震で生き埋めになった私を中国人が助けてくれた。

「ありがとう、自分は今まで中国を嫌っていたけど、考えを改めます」というと、

中国人が「四川大地震で日本の救助隊に助けられた時、私も同じ事を言ったよ。

中国人の誇りにかけて、いつか日本人にも同じセリフを言わせたかったのさ」 と笑顔で去っていった。

 

 

 

ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が。「寒いから敷け」とダンボールくれた。

いつも私達は横目で流しているのに・・・・

あたたかいです・・・・・・

 

 

 

4時間の道のりを歩いて帰る途中、「トイレのご利用をどうぞ!」 と書いたスケッチブックを持って、自宅のお手洗いを開放していた女性が居た。

日本は世界一暖かい国だよ。

あれ見たときは感動して涙が自然と流れた。

 

 

 

勝手に復旧しているのではなく、俺らが室内で「まだかなー」とか言っている間、クソ寒い中で死ぬ気で頑張ってくれている人達がいる事を忘れない。

 

 

 

じいさんが「これからどうなってしまうんだろう」とポツリと漏らした。

隣にいた見ず知らずの男の子が「大丈夫!大人になったら僕らが絶対に元に戻します」って背中をさすっていた。

未来は大丈夫!

 

 

                                         以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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