奥山陽一のコラム

2011/03/23

俺はやってない!

 

写真の会の大会打ち合わせの帰り道・・・・

 

なぜか警察の取調べを受けるはめに・・・・

 

言っておくが私は何もやっていない!

 

本当だってば!俺は何もやってないってば!



 

 

この日の帰り道、この時期に珍しく吹雪で真っ白状態。

 

街外れの小さなスナックが点々としている辺りで、酔っ払ったじいさんとばあさんが二人歩いていた。

 

 

 

私の前を若葉マークの軽自動車がトロトロ運転。

 

 

 

抜こうかどうしようかと思っている矢先、信号が黄色へ変わった。

 

 

ん?

 

 

前の車が滑ったようだ。

ケツをセクシーにフラフラと振ってるなーと思いきや、歩道の縁石付近で止まった。

 

 

確かじいさんとばあさんがそこに居たはず。

 

 

軽の影からじいさんの頭が見えた。

何だあ、車の陰で見えなかったのかぁ・・・・

 

何か様子がおかしい。

 

運転手が出てきた。

 

 

 

やっちまったなあ~~!

 

 

 

流石に私も車から降りて様子を見に行ったのだけど、他の車に事故を知らせるように軽の横に車を止めハザードを点けた。

 

 

ばあさんが倒れている。

 

 

若葉マークのお兄ちゃんはガタガタ震えながら顔面蒼白。

 

じいさんも酔っ払っているらしく訳の解らない事を言っている。

 

ばあさんに話しかけてみると意識はハッキリしている様子で、ちゃんと受け答えが出来た。

痛いところが無いか聞くと、腰と肩が痛いとの事、救急車を呼んだ。

 

お兄ちゃんがばあさんを抱き上げようと手を差し出したので、頭を打っているかもしれないから動かすなと指示して、何か掛けてやれるものが無いか聞くと、何も無いとの事。

 

ふと車に目をやるとシートカバーが着いていたので、それを外して持ってこいと言った。

 

暖かそうなボアのシートカバーだったので毛布代わりには丁度良かった。

 

 

じいさんは相変わらず酔っ払っていて訳が解らず・・・・

 

 

間もなく救急車が到着したがじいさんは乗れる状態ではない。

 

若葉マークのお兄ちゃんが、自分が行きますと言って颯爽と乗り込み、救急車は闇の中に消え去った。

 

 

同時にパトカーが2台到着。

 

 

 

警官が降りてくる。

 

同時にじいさんが警察に駆け寄り、 ばあさんが死んだ!ばあさんが死んだ!と大騒ぎ。

 

そして・・・・・

 

余計な一言・・・・

 

あいつだ!!

 

あいつが犯人だ~~~~!!

 

 

え?・・・・

 

お、お、俺かよ~~~~!

 

おまけにじいさん、何故か冷静に話が出来るじゃないか  って感心している場合ではない。

 

事情を説明しようとするとじいさんが話しに割り込んでくる。

 

急に発作でも起こしたかのようにまたわめき出した。

 

 

そして肝心な事に気付く・・・

 

 

若葉マークのお兄ちゃんは救急車に乗って行っちまったじゃないか~~~~!

 

 

しくじった~~!

 

 

 

まあそれでも後から私が全く関係が無いということは解る事だろう。

 

 

煙草に火を着け深く深呼吸。

 

 

同時に若い警官が、お前こんな時に煙草吸えるなんて余裕だな!と突っかかってきた。

 

ん?

 

   

サン    ニー    イチ     ドカーン!

 

 

お兄ちゃんお前って言うのは俺の事か? 

 

 

その後のやり取りは教育上悪いので省略。

 

 

 

寒いのでお話は警察署の方へ・・・・

 

こういう時にはなだめ役が現れる想定になっている。

 

こちらも冷静に説明をする。

どちらにしても、時間が経てばハッキリする事だし、若い警官にも侘びを入れさせたからどうでも良くなった。

 

まあ逆に私のような真面目な人間は、なかなか取調室に御呼ばれする事も無いのだから色々と楽しんでみようと考えた。

 

 

腹が減ったから出前でカツ丼を頼んで欲しいと頼むが軽くあしらわれた。

 

 

じゃあ自分で金出すから頼んでくれと言うがスルーされてしまった。

 

 

そのうち一応車の方も調べさせてくれと言うので、どうぞどうぞと言いながら、私も滅多にないチャンスだから、鑑識とか見学させてよと笑いながら言うと、苦笑いしながら顔が引き攣っていたように見えた。

 

 

車の下に潜ってライトを当てながら調べている人、足回りやフロントのバンパー周りを念入りに調べている人、刑事ドラマと違ってさすがに鋭い目だった。

 

 

間もなくして、さっきの若い警官がやってきて私をなだめた人と話をしている。

 

 

ほらな!ざまー見やがれwww

 

 

 

二人仲良く申し訳なさそうに私のところにやってきた。

 

 

たいへん申し訳けありませんでした!!

 

 

若い警官に、お兄ちゃんのおごりでカツ丼だなと言ってやったw

 

 

 

帰りになんとコンビニのおにぎりと、温かいお茶が入った袋を手渡された。

 

 

冗談だったのに・・・・・・

 

 

 

貴重な体験をさせてもらった夜だった。

 

 

ちなみにおばあちゃんは車にぶつかったと言うより、車が近寄ってきた為に慌てて自分でこけてしまったらしく、幸いにして打撲で済んだらしい。

 

 

ちなみに私の車にまつわる経歴を上げておこう。

 

 

18歳 車10台で移動中に崖からダイビングして心臓停止状態。 救急車の中で生き返る。

暴れて救急車から飛び降り、3歩歩いて気絶したらしい。

 

20歳 札幌から知床に向う道中、旭川の入り口で酔っ払い運転の車二台に煽られるが、どういう訳か珍しくすんなり道を譲る。 

凄い勢いで追い抜いていった車がその直後に信号を止まれずにタクシーと衝突し、二人死亡。

もし譲っていなければ・・・・

 

21歳 札幌円山裏参道で二台前の車が暴走し、人身事故。 私の車のボンネットに人が降って来る。 さすがにビビッて身体が震えた。

 

同年 ワイドショー沙汰にもなったが、車から裸の女性が投げ捨てられ死亡した事件の第二発見者となり、警察を呼んだのは私だった。

 

28歳 札幌から士別に帰る最中、鷹栖から和寒の南丘公園を通る裏道で、急にトイレタイム。

真っ赤なスポーツカーらしき車が電信柱をなぎ倒し畑にダイビング、車の上半分がなくなっていたが運転手も即死だったらしい、トイレに行かなければもしかして正面衝突だったかもしれない。

 

 

この他にも昔札幌~苫小牧間の高速道路で玉突き事故に遭遇。 最後尾で助かるがこの時もトイレで間一髪セーフ。

 

 

どうやら私にはトイレの神様が憑いているのかもしれないw

 

 

 

この他最近にもブログにも書いたが、空港にいくのに高速の和寒辺りで火災事故に遭遇し、飛行機を待たせたり、その後旭川で間一髪事故を交わしてギリギリセーフだったり・・・・・

 

 

運が良いのか悪いのか・・・・・

 

 

まあきっと運だけで生き延びてきたのかもしれないと言った方が正しいのかもしれない。

 

皆さんもくれぐれも事故の無いように私のような安全運転を心掛けて下さいねwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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