2011/01/27
韓国の猿
先日1月25日に行われたサッカーアジアカップの準決勝日本対韓国において、16 キ・ソンヨンがやらかした猿のパフォーマンス。
この行為が韓国メディアを賑わしていると、日本のワイドショーでも報じられているが・・・・
さてどうなんだろう?
キ・ソンヨン選手は自分がそれを意識してやったと認めている。
しかし、日本人はどうなんだろう。
彼の行為が日本人を侮辱している行為であることを、その場で抗議するような事は無かったし、
TVでもかなり高い視聴率だったようだが、FIFA、AFCに抗議の電話が殺到したというような事も聞かない。
完全にスルーされていたではないか。
ワイドショーが取り上げて、彼のやったパフォーマンスが日本人を馬鹿にしている行為だと知った人も少なくはないのでは?
後から取って付けたように、コメンテーターがごもっともな意見を述べながら怒りを露わにしていたが、
オマエにそんな事言う権利がどこにあるんだ?と言いたい。
あの試合を見て、自らその場で抗議したのか?
翌日にでもその試合のハイライトでも見て、彼の行為は日本人を侮辱した行為であるとすぐさまに怒りを露わにしていたのか?
結局はワイドショーで取り上げられてからコメントを頼まれ、慌ててコメントを考えて、片寄った発言しか出来ないのが関の山。
それを見ながら視聴者もTVの前で そうだそうだ と頷いているだけならまだしも、一緒に騒ぎに参戦するかのように騒ぎ出す。
まあ逆に良い方向で考えるなら、ワイドショーが取り上げるネタに対して、普段意識の無い人達がそれを見ながら多少色んな事を考えたり、心のメモとして書き留めておく事が出来るかもしれない。
日が過ぎれば忘れ去られてしまうのだろうけど・・・・
今回のこの件に関してだけ言えば、韓国の人達が大人だったと思う。
試合には惜しくも負けはしたが、礼儀に関しては日本人は見習う所が沢山有ったのではないだろうか?
自国の選手を擁護したいのが人情。
良いものは良い、悪いものは悪いと言える事が理想である日本と、
悪いものは悪いとハッキリ言えるのが現実である韓国。
理想と現実の違いは大きい。
私は批評と批判は違うと思っている。
戦争が残したものは大きい。
教育の現場で戦争の持つ悲しみを伝えていく事は大切な事である。
でも憎しみを押し付けてはならないと思う。
反日感情と言う言葉を良く聞くが、戦争を知らない世代の人達が本当にその感情を持って生まれてきたのだろうか?
その感情は、生まれてから今日までの間に教育の現場で植え付けられてきた意識であり、
本当に日本人に酷い目に合わされた事があるというなら別だが、日本人に接した事も無い人が本来抱いてはいけない感情ではないだろうか。
噂話、ワイドショー好きな日本人となんら変わらなくなってしまう。
今回のキ・ヨンソン選手の行動もある意味そういう社会の犠牲者と言えるかもしれない。
たかだか22歳の戦争を知らない青年が後先考えずに調子に乗っただけ。
それくらいのところで勘弁してやってほしいと願うばかりだ。
素晴らしい試合だっただけに残念。