奥山陽一のコラム

2010/07/23

新たなる挑戦

 

久々のブログになってしまった。

 

このところの天候も暑くなったり涼しくなったり、なんだか自分と似ているような気がする。

 

 



 

 

いやいや、決して熱しやすく覚めやすいという訳ではなく、

熱くなる時は熱く、物事を客観的に見るときには冷静にということなのだけど

どうも近頃、世の中が異常なスピードで進んでいる事に自分が着いていけない様な

気がする。

 

今年は静岡から始まり、名古屋、東京、函館と周ってきたけど、写真業界は一体どこへ

進んでいくんだろうと考えさせられた。

特に東京では日本の最先端とも言えるデジタル写真の技術を目の中りにしてきたが、

北海道の写真館が取り組んでいるデジタルとは考え方もレベルも違う事を実感させられた。

 

逆に静岡、名古屋では本物のモノクロ、本物の 「写 真」 というものをじっくりと向き合い考えさせられた。

 

どちらも私には必要不可欠なこと。

 

自分で言うのも何だけど、北海道の営業写真館の中で創作的な作品をやり、営業写真もそこそこのレベルでやっているカメラマンは私くらいなもんだと自負している。

この頃デジタルが進歩いくなかで尚更その自負が強くなっている。

 

もちろん同じように取り組んでいる若い連中も少なからずは居るが、まだまだ席を譲るような人間は現れていない。

綺麗な写真を作る人も居る、斬新な作品を作る人も居る。

でもどちらも片寄ってしまってはいけない。

それは最終的に人間が人間を写すという事の心根の部分だと思っている。

 

まあそんな中、作品は自分の心との戦いだと考えている自分は、まずは創作活動を少しだけ

休憩して、スタジオに足を運んで下さるお客様の為に、日本の最先端デジタル技術というものに取り組んでみようと考えている。

 

私の 「考えている」 という言葉はじっと考える事ではない。

すぐに行動に移し実践の中で壁と向き合い、どうやってその壁を乗り越えてやろうかと企む事である。

 

会社の中には現在ビデオの編集用も含めて6台のパソコンが所狭しと並んでいる。

市販の物では取り扱うことが出来ないくらいの大きなデータを扱うので全てオリジナルで作らせているもので、それなりの投資もしてきた。

 

今私が使っているパソコンも今年の年当初に作ったばかりのスーパーパソコンなのだけど、

今自分が取り組もうとしている事に対して、今まで使ってきたものとは全く別の機種を用意しなくては

ならないのであった。

 

トホホホ・・・・・

 

さすがにこの夏の暇な時期にあちこちに飛び回って散財してしまった経費を考えると、貧乏会社に予算立てしてくれとは言いづらい・・・・

 

ましてはそこに投資をしたからといって、どうなるかもまだ解らないのが現実。

しばらくぶりに個人で大きな買い物をしてしまった。

もちろん、いつもニコニコ分割払い。 

 

私自身フイルムの時代であろうがデジタルの時代であろうが、カメラやレンズを通して写す行為に関しては何ら変わりは無いと考えているし、パソコンは今までと代わりの無い暗室作業だと考えている。

だから今まではパソコンやデジタル商品に関してはあまり興味も無かった。

扱うのは人間でしかないのだから・・・・

ただ先々の未来を考える上で先を読む為の情報だけはマメに収集してはいたと思う。

 

そんな私も今回は世に出回る家電類等色んなデジタル商品を見て触れて周った。

ipad、iphone・・・・TV、洗濯機に掃除機の果てまで。

 

ついつい携帯電話をipohneに変えてしまった。

ipadなんかを見ていると次から次へと色んな発想が生まれてくるが、こちらは

近いうちに必ず改良されたものが出てくるだろうと思い購入を見合わせたが、

お客様とのコミュニティーツールとして、また営業ツールとして無限の可能性を秘めていると言えるだろう。

 

ともかくデジタルの世界はどこまで進歩していくのだろうか、そのうち写真屋は必要の無い世の中が来るかもしれない。

いや、もう既にそこまで来ているのだ。

 

だからこそ写真の心根の部分を大切にしていかなければならないと改めて考え、自分自身が

常に挑戦し続けていかなければならないと考える今日この頃でした・・・・

 

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