奥山陽一のコラム

2010/07/04

ただいま~! いってきま~す!

 

27日から静岡へ行ってました。

いつもは東京で開催される日肖写の全国大会ですが、今回は静岡で開催。

 

北は北海道~南は沖縄まで、各地を代表する写真作家が一同に出品。

 

会場には入選枠の50点に入った作品のみが展示されます。



 

 

今年は大会の3日前に静岡入りして、三ケ日の作品の先生のお宅にお邪魔してきました。

 

毎年お邪魔しては先生のご家族と一緒にワイワイと賑やかに、うなぎとカツオを頂くのが楽しみのひとつ。

 

うなぎの蒲焼、白焼き、混ぜご飯・・・

獲れたてのカツオの刺身はにんにく醤油で・・・・

 

どれも北海道で口にする味とは全く別物。

 

美味しいお酒を頂きながら、写真談義。

写真の心根の部分を教えて頂いてきたのも私の師である清水先生と三ケ日の藤井先生のお二人。

 

作風は全く違えど、原点は同じ心根。

 

この心根が写真の上手い下手より一番大切な部分。

 

私の周りの若い連中や、金儲け主義の写真屋にはこの心根の部分が欠けているのを悲しく思っています。

人との付き合いが出来ない人間は出来上がった作品にもその表情が現れるものです。

 

今回は以前より先生の方からスタジオのデザインや今後の展開について相談があると言われ、

3日前から静岡入り。

大会も含めて一週間も会社を空けるのはさすがに心苦しい部分もありましたが、写真を教わる立場でいる私にスタジオの事を相談して下さり、尚且つ任せていただける事のありがたさ・・・

 

着いて早々に小高い丘の上にある隠れ家のような古民家風の料亭に案内され、昼間から贅沢なフルコース・・・・10年以上通っているけど初めて見る風景についキョロキョロしてしまいました。

 

静寂という言葉がピッタリと当てはまるような空気感・・・・

 

そこで先生と二人きりでスタジオの現状等をお聞きしながら、私の方からも色々と提案させて頂きました。

 

同じような話でも場所という選択も話をスムーズに運ぶには重要な要素があるのだと勉強させられました。

 

その後、スタジオで奥さんも含めてお話を伺いながら何点かデザインを提案させて頂き、夕方には今回初めて私に同行する北見のH君が到着。

 

先程までの空気が一変し賑やかな晩餐となりました。

 

翌日はスタジオの大まかなデザインが完成し、無事任務終了。

 

この夜は日本代表のサッカーの試合を家族皆で観戦。

またまた賑やかな夜でした。

 

翌日はいよいよ大会の日。

会場に着くと一年に一度顔を合わせる懐かしい顔ぶれが・・・・

 

今回は静岡の会員の計らいで、美術館を見学。

エジプト展とロダンの展覧会を見てきました。

彫刻等から写真に通ずるものを感じながら有意義な時間を過させて頂きました。

 

二日間の大会も無事終了し、大会終了後も時間ギリギリまで写真について語り合う。

私は年に一度のこの日肖写の大会が大好きです。

日本中探してもこれだけ写真に対して真に向き合える組織は無いかもしれません。

 

疲れてクタクタな身体のはずなのに、何故か逆に作品がやりたくてウズウズさせられます。

 

この勢いのまま、明日5日から東京の風の会の研究会に初参加してきます。

 

また新たな刺激を受けてこれるのかどうか、今からワクワクしています。

 

では、いってきま~~す!

 

 

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