2010/06/08
合同研修会
知人の会社の従業員のM君から相談があると連絡があった。
丁度、士別スタジオ夢物語、稚内毛利写真館の二つ合同の従業員研修と全体会議を開く予定もあり、相談の内容からしても私の考えていた事にピントが合ったので
ミーティングに参加させる事にした。
7日~9日までの間で8日と9日を研修と会議に充てて、7日はM君の相談を聞く事にした。
M君は真面目な子で、知人の会社に入社した当時から見てきたのだけど、その真面目さが邪魔をして、なかなか前に進むことが出来ずにいるのを知人の社長からもよく相談を受けていたのだけど、
今回は自分から私の元にやってきたので、二日間預かることにした。
社内事業の企画の相談やM君自身の問題まで色々話を聞いたけど、私の伝えられる事は100冊の本を読むより1つの行動を起こす事の大切さを伝える事しかありません。
ただ私もM君と接する時間の中で、スタッフに伝えていかなければならない事と大幅にリンクする事もあり、急遽スタッフも交えてM君と話し合いをさせる事にした。
私が加わると答えが出てしまうので、スタッフ同士だけにして、私は料理に専念。
ある程度話し合いをさせ、報告をしてもらった。
伝える事の難しさを痛烈に感じているらしい。
お客様に伝える事、従業員に伝える事・・・・
そこで私は8日のミーティングでやらせようと考えていた事を試してみようと思い、スタッフに二つのゲームをやらせてみた。
1つは簡単なディベート。
お題を決め、賛成派と反対派に分けて徹底的に意見をぶつけ合わせ、私を納得させた方が勝ち。
自分の意思は全く関係無し。
個人的に賛成であっても反対派になれば徹底的に反対の意見を通さなければならない。
簡単に言えば屁理屈の言い合いだ。
その辺にある物で題材を決め、何故ゆえに賛成なのかを訴える。
訴え終わると、その事に対して反論をし、更に何故ゆえに反対かを述べる。
たまたま目の前に有った竹の子とマヨネーズ・・・・
お題は「竹の子の蒸し焼きにマヨネーズは必要である、必要では無い」
マヨネーズを着ける事で食べやすくなるのでマヨネーズは必要です・・・・
素材の味を殺すような物を着けて食べると素材の本当の味が解らなくなるのでマヨネーズは必要ではありません・・・
素材の味が解らなくなるくらいに着ける方がおかしな話で、竹の子の持つ渋みなどの癖を和らげるにも食べやすくするにもマヨネーズは必要である・・・
竹の子の持つ渋みも旬の味として楽しむものであり、少量であってもマヨネーズの持つ味は強すぎて素材の本当の味を殺すものであり、食の文化に対しての冒涜である。
食育等の事を考えると自然の恵みを食する事は非常に大切であると考えればマヨネーズは必要では無い!・・・・
こんな感じで進んでいったのだけど、話を聞いていると、知識や経験の差が出てきたり、思わず納得させられるような言葉が出てきたり非常に面白い。
二順程させて、今度は賛成派と反対派を入れ替える。
今まで散々賛成、反対と言っていた人間が逆の立場に立つのだけど、さっきまで熱く語っていた自分の意見を全否定しなければならないのだから困惑してしまうだろう。
聞いている私は何度か思わず噴出してしまいそうになった。
この遊びの必要性や出てきた意見に対しての合評をして次のお題を出してみた。
「ペットボトルのお茶」
これまた色々な意見が飛び出してきたが、年齢や経験、知識の差がハッキリと出ていた。
この日の最後にもう1つ違う遊びをさせてみた。
部屋の中にある物を1つ選び、テレビショッピングのイメージで商品を買って頂ける様にアピールするという事をやらせてみた。
モデルガンを手にした研修生がいきなり・・・
私が戦争中に使っていたもので1000人は撃ち殺し、伝説になったライフルです。代々受け継がれてきたこのライフル! 何と! 今ならたったの10万円!
これにはさすがに噴出してしまった。
一人一人の個性や、物事の捉え方、伝える能力・・・・色々見えてくる。
洞察力、表現力、知識レベル etc ・・・・・
共感、共鳴 想像 創造・・・・・・
なぜこのような遊びが必要かというのはまた次のブログで・・・・・