奥山陽一のコラム

2010/06/09

合同研修会ー2

 

前回の続きになるけど・・・

 

8日はスタジオ夢物語、毛利写真館+冬音スタッフ、M君との合同従業員研修。

 

夕方から和寒の冬音をお借りして、物を見る目線、想像と創造、そしてミラーニューロンの話を私の方からお話させて頂きました。

 

結局私の講演会みたいな形になりましたが、私の講演の場合は一方通行にならないように参加型で講演させて頂いているので、私にとっても伝える事の勉強になります。



 

 

最初はプロジェクターを使って、1つの物を見る観点を変えて観察してみる事で表現は変わるという話をしました。

例えば金槌の一部だけを撮影した物を見せながら、これは何を写したものでしょうか?と尋ねると、スタッフそれぞれが違う物に見え、石像の一部とか鉄の板とか墓石とか・・・・

全体像を見せると、えぇ~~~!?って事になる。

 

見る側に勝手に想像させる事も出来るし、見る側が勝手に想像する事も出来る。

 

 

次に同じ物に対して色の表現を変えることで人に与えるインパクトはガラリと変わるという事を話した。

一枚の写真をローキーとハイキー、モノクロとカラー、赤と青・・・・・

少しの変化で伝わり方は全て変わってしまう。

 

 

次にミラーニューロンの話を簡単に話した。

ミラー=鏡

軽く言うと物まね。

特徴を掴みとって表現をしたり、想像性を与えたり・・・

その能力に長けてくると自己表現の中で人に共感させたり共鳴したり、コミニュケーションに繋がったり・・・

右脳とか左脳という言葉はもう既に広まっている言葉だけど、このミラーニューロンという第三の脳の話は最近研究が進められてきている話」なのです。

マイケルジャクソンや日本で言うならモノマネの天才コロッケなんかはこのミラーニューロンが非常に発達していると思います。

 

モノマネ芸人は沢山居るけど、コロッケのモノマネは別格だと私は考えます。

個人的に栗田貫一辺りのモノマネも好きだけど、ミラーニューロンを考えた時にはコロッケに勝てる芸人は居ないのかもしれません。

 

共感させ、共鳴し、感動までを与えてくれるエンターティナーではないでしょうか?

 

このミラーニューロンの話は私達のような物づくりをする人間にはとても大切な事なのだと考えておりますが、ミラーニューロンが発達している写真屋は少数だと思います。

 

私の脳はミラーニューロンで出来ているようなものですが・・・・爆

 

この話が先日のブログの中のM君の話に繋がっていると言う事が解って頂けたでしょうか?

 

M君だけではなく、これらの話は写真をやっている人にだけではなく、どんな人にも当てはまる話でもあり、街づくりにや、人間育成には必要不可欠な話だと考えます。

 

 

 私の話の後、参加者全員に先日と同じ遊びをさせてみました。

 

先日の話を生かして表現しているなあと解るのはうちの店長。

 

審査に冬音の社長にも加わってもらい、コメントをして頂いたのですが、やはりうちの店長が良い評価を受けていました。

これを少しは生かしてくれたら良いのに・・・・・

他の脳の発達がまだまだ・・・w

 

肝心のM君に二日間で何を感じて、明日からの自分をどう意識していくのか聞いてみた。

 

考えるだけで過ぎていく時間より、行動して経験を積む時間が一番成長できる時間だと言う事がよく解りました。

という答えが返ってきました。

 

だったらどういう行動を起こせば良いのか突っ込むと・・・・・

 

ちょっと自信無さげ・・・

 

まあ自信が無くて当たり前、だから自ら率先して行動し、経験値を上げていくしか無いのです。

行動すれば何かが見えてくるさ・・・・

 

 

 

 

奥山陽一のコラム
このページの一番上へ