2010/05/21
公然わいせつ罪・・・ふざけんな!
くだらないワイドショーにも出ていたけど、おいらの元にも東京から心配の声が・・・・
何を心配されたかといえば・・・・
篠山紀信。
墓場でヌードを撮影して写真集の中に掲載して罪を問われているらしい。
それが公然わいせつ罪で略式裁判。
簡単に言えば罰金刑・・・・
もちろん控訴して戦えよって感じだし、もし間違えておいらが逮捕されるような事があれば最後まで戦うよ。
エロ と エロス
確かに奴らは金を生む為に読者を喜ばせる為のエロの要素を取り入れて作品作りをしてきた部分はあると思うし、そこは私とは意見がぶつかるところ。
俺自身は変態ではあるがw、作品だけはエロでは無いと胸を張れる。
エロは撮りたいと思わない、エロスが撮りたいのです。
芸術とまではまだまだいかないけれど、俺はずっと日肖の全国展覧会ではヌードを撮り続けて出品きたし、一般世間からボロクソに言われようが、どんな目で見られようが、どんなくだらない噂を立てられようが逃げずに作り続けてきた。
毛が写ろうがなんだろうが、入選した作品は堂々と東京の銀座の一等地や、六本木のミッドタウンで展示されてきた。
規制が厳しく乳首が露出されているだけでも認められないような中国の上海展でも、堂々とヌードを出品して展示して頂いた事もある。
それが今更わいせつもくそもあるかっちゅーの!
墓の上に立たせた。
何が悪い?
創作の世界では俺から言わせりゃまだまだやっても良いと思う。
何なら墓の前で裸の女が骨でも口にくわえてしゃぶってるくらいの方がもっと面白いし、意味深ではないか・・・・
昔、海で砂浜にガソリンをまいて炎の輪の中に女を立たせて写したこともあるし、森の中で十字架を背負わせて撮影したこともある。
墓で撮るのがわいせつ罪なら俺もとっくに逮捕されているはず。
日本の裸体に対する芸術意識は完全に論点がズレている。
篠山さんの芸能人を写しているようなヌードは個人的に好きではないし、芸術でもくそでもないと思っている。
あれはあくまでも仕事。
クライアントの要望の方が多くてカメラマンの作為など殆ど反映されない部分もあるだろう。
でも、それが彼らの仕事であるから仕方が無い。
でも篠山さんのメジャーデビュー前の作品は非常に面白くて芸術的だった。
それが認められ、今の地位を築いたのだろうけど、芸能人を写すようになってからは、彼のもっている才能をただ消し去っていったように思える。
だから今回の写真集は多少なりとも篠山さんの創作というすばらしい才能を若干でも取り入れることが出来たのかもしれないと、多少期待していたのだけど・・・・・
写真は今では誰が写しても写る時代。
でも、想像や創作の世界は写真以外にもこれからの世の中に絶対に必要とされるものだと思っています。
その発想や行動力が街づくりの起爆剤にも成り得ることを早くこの国の役人達も気付いてほしいと願うばかりです。
そんなこんなで、今年の展覧会用の作品がようやっと出来上がり、東京に向けて旅立ちました。
入選作品は今年は静岡の地で飾られます。
わいせつ罪で逮捕されたらごめんなさいw
篠山さんの一件で俺の作品も審査会でどうなるか解らないけど、これだけは噛み付いて吠え続けてやろうと思う。
エロとエロスは違うのです。
この国の芸術文化の歴史はまだまだ浅い。
性に対しても蓋をしたがるが、生きている事の証であり本能であると考える。
命のはじまりは全てスッポンポン!
入選通知が待遠しい・・・・