2009/09/24
いつもの番記者君
そろそろ来る。
きっと来る。
やっぱり来た・・・・
士別の市長選挙も終わり、やっと普通の写真屋に戻り、この連休は予約で一杯になっていたので、気合を入れなおして撮影をさせて頂いた。
さすがに朝から晩まで小さな子供達の撮影をするには精神的にも肉体的にも疲れてしまう。
一日が終わり、タバコに火を点けて深く煙を吸い込む・・・・ホッとする瞬間だ。
そんな私の一番気が緩んだ瞬間を狙っているのかいないのか・・・・・
奴が・・・
着信を見て、思わず携帯を投げてしまった。
市長選が終わって必ず来るだろうと思っていたいつもの奴からの電話。
「ハイよ~」
「いやあ、士別の51票差ハラハラドキドキもんでしたなあ~!」
「いきなりかよ? 絶対にかかってくると思ってたけど、意外と遅かったなあ」
「僕ちゃんも衆議院選、新総理誕生、色々と忙しいのよねえw」
「忙しいついでに俺の事を一生忘れてくれれば良かったのに」
「あら嫌だこの子ったら、おいらがこんなに愛してるのに プンプン!w」
「俺は男には興味無いっちゅうの! で?今日は何よ?選挙はご覧の通り51票の僅差だったというくらいで、
何も話す事なんか無いぞ」
「話す事ない?またまた~、話したい事てんこ盛りじゃないの~~~?選挙戦の裏話とかお前の事だもん腹立たしい話とかいっぱい い~~~~っぱいなんじゃないの~~~~~wwww」
「無い!何も無い! 俺は貝になりたい、特にお前に対しては何も無い!」
「そんな事言わずに一言!」
「あ」
「・・・・あのねえ、子供じゃないんだから・・・・」
「どうせ子供だもん、あぁ子供だともさ」
「君、君、いつから駄々っ子になってしまったんだい、さあ心を開いておじさんに何があったか話してごらん」
「そお あれは確か、選挙が始まってすぐの頃・・・・って のらないってばw
でもまあ、一言いうなら選挙ってなんの為なんだ?って深く考えてしまう選挙だったかな。
まず、俺が引っ掛かっているのは選挙前の土木工事の入札結果。
全てが向こうさんの応援をしている業者ばかりに落ちている。これってもし突っ込めば明らかに違法性があると思うんだ」
「マジに?それには誰も口を開く人は居ないのかい?それって明らかにばら撒き行為だろうさ、士別みたいな小さな街でもそんな事あるんだなあ」
「いやいや小さな街の選挙だからこそくだらないしがらみだらけなんだよ。
俺がいつも言っている党の為の選挙。
何故党の為にという事に疑問を持たなきゃさ。
今回の選挙も衆議院選の勢いもあるし、三度目の挑戦ということで、俺の応援する候補が断然有利と予想していたんだけど、選挙が始まってから数日で色んな情報が飛び交いだしたんだ。
誹謗中傷選挙といっても良いくらいの勢いだった。
こちらの事務所の方は静かに進めていたけど、裏では今回立ち上げた支援団体の方で大御所が一括入れるくらいピリピリムードだったよ。
相手の汚いやり口を黙って指くわえて見てるのか!!綺麗事では済まされないところまで来てるんだぞ!なんて激が飛ぶんだもんさ。
あいつが市長になったら士別は第二の夕張になるとか、私立病院を無くす気だぞとか、しまいには隠し子騒動までの噂を流す始末だもの、解る人は相手にしないだろうけど、お年寄りなんかは鵜呑みにしてしまう恐れもあるわけよ。
しまいには、実名入りの怪文章まで出回る騒ぎだしね。
警察もそこで直ぐに動けば良いものを・・・・まあ今頃色々動いているみたいだけどどうなんだか・・・」
「誹謗中傷選挙かあ、大都市ならまだ良いけど人口2万ちょっとくらいの小さな街なら直ぐに噂が広がっちゃうだろうしね。
そっか、それで今回のお題は 選挙って何の為 という話なのかあ」
「お題ってなんだよ、俺はお前の講師じゃないんだからさ。
でもよ、どうしてそこまでしても勝たせたいか?ってことだろ?
勝ちたいか? じゃないんだよ! 勝たせたいか?って事だから勘違いしないでくれよな。
俺は今回の選挙は最後は本人の勝ちたいって言う気持と、相手側の勝たせたいって言う気持ちの差だと
思ってる。
2度負けてもまだ夢を捨てずにチャレンジしている人と、たいして気持ちの無い人が担がれて出たのとでは気持ちも気迫も全てが違うと思うんだ。
クリーンな動かない選挙ならまだまだ差が開いていたと思うよ。
でもたいして乗り気じゃなかった人の為にそこまでしても勝たせたい理由ってなんだろうね?
ここまで話せば誰でも想像は出来るだろ?
俺は民主党を応援したわけでは無いし、党の為の選挙には興味も無い。
一人の候補に対してエールを送っているだけなんだよ。
もし俺が応援したい人が、自民だろうが民主だろうが、はたまた公明だろうが共産だろうが何処の党に属していたとしても俺にはそんなものどうでも良い話なのよ。
現実、民主党がいう子育て支援にも疑問があるし、高速道路の無料化にも疑問だしね。
それはそれでまたお前とも話がしたいと思ってるけど、俺も議員がボランティアでやらなきゃいけない世界なら喜んで立候補するぞw
まあ、どうでも良いけど、せっかく二十歳になってもらえる自由を選ぶ権利なんだから、この権利を何処の誰に使おうが、親兄弟も、会社の上司も、ご近所お友達も関係ないわけよ。
誰に一票を投じたら良いか解らないなら尚更、一人一人の候補の政策や考え方をしっかりと聞くべきだし、
そうなればもっと選挙というものや、自分の一票がどれだけ大切かが理解出来てくると思うんだ。」
「お前らしい考え方だな。でもそうだよな、自分の意思でしっかりと考えて投票する事が一番大切な事なんだよな。
そうなれば、くだらない選挙のしがらみも少しはまともな方向に向かうかもな。
でもそろそろこの国の民も、お前が昔から言ってた党の為の政治に飽き飽きしてきてるからこそ今回の
衆議院選の結果がこんな風になったんじゃないのかなあ。
20年前にお前が言ってた事が今現実に起きてきてるんだからそっちの方が凄いって!」
「まあな、ガキの頃からこの手の話で大人に噛み付いてきてたからね。
噛み付くというより、筋道に疑問を感じていたからなんだろうけどさ・・・」
「疑問に感じるっていうのがお前の感性なんだと思うよ。
普通なら二十歳くらいでこんな事考えもしないもの。
皆にも自分の選挙権ってもんを大事にしてもらいたいよな」
「そうだな、税金の無駄使いより選挙権を無駄にしないで欲しいよな。
誰が悪い何が悪いっていってもそれを選んでいるのは自分達なんだと言う事を考えて欲しいんだ」
・・・・という事でいつもの番記者君との会話でした。

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