2009/05/19
東京へ作品出品
毎年開かれる日本肖像写真家協会の全国展。
今年は入選すると東京の六本木ミッドタウンで展示される。
毎年かろうじて入選させて頂き、なんとか全国あちこちの展覧会場に飾って頂いてきたけど、
今年は六本木ミッドタウン・・・何となく洒落た響き
昨年の作品はガラスの女シリーズでも、初めて全身像の撮影に挑戦した。
私のヌードはプロのモデルを使わない。
全て一般の御客様がモデルになってくれている。
普通の御客様相手のヌード撮影はとても気を使う。
私自身の為の作品作りというよりは御客様の為の作品作り、どうしても全国で戦うには弱いのも承知の上。
昨年の展覧会後の研究会で、やはりその迷いを見透かされるかのように指摘された。
何処と無く線が弱々しい感じがする。
奥山陽一の作品はもっと大胆で鋭かったはず。
モデルから逃げているとか、何か諦めているんじゃないのか?
痛たたた~~~! みんな痛い所を突いてくる。
解っちゃいるけど相手は一般女性。 それも大切な御客様だぞ~!
最後の作者から一言の場面で、来年は見てろよ~~!と宣言したら会場から笑い・・・
でも私にしてみれば一番痛いところ・・・・
作品のイメージなんて山ほど持っているさ! 頭の中は裸体だらけだ~~い!プロのモデルを使えば
みんながビックリするような作品を作ってみ見せる自信だってあるさ!
でも出来上がったモノが全て。
言い訳なんて出来ない世界。 いや、してはいけない世界。
そんな思いの中、今年も作品公募の締め切りが迫ってきた。
でも作品が無い! 今年も控えめな作品で終わるのかなあ・・・・
そんな矢先、プロのモデル上がりの女の子が私のホームページを見て、興味があるという連絡をもらった。
プロのモデル?? マジ?? なんの躊躇も無くすぐにアポを取った。
その後札幌での研究会の日に合わせて撮影する事になった。
現役を退いてから3年。
それでも見事なプロポーションを維持している。
少し陰な感じの彼女を見て色んなイメージが沸いてくる。
色々話をさせてもらい、綺麗なボディーラインを生かしたいと考えていた。
胸から腰に掛けてのラインで女性美を表現したいと思い、モデルさんと色んなシチュエーションを提案しあった。
十字架を背負う女 というシチュエーションとガラスの延長で 水の中の女 というシチュエーションで話がまとまる。
早速撮影開始。
ライトを胸から腰のくびれに当てながら綺麗な部分だけが浮かび上がるように細工する。
試し撮りをしながらモデルさんと話し合う。
もっともっと陰な女を演じて欲しいとか、エロじゃなくエロスを感じたいとか普段とは違う会話。
シーンと静まり返った空気の中でシャッターの音が心地よく響く。
モデルさんもどんどん変化していくのが伝わってくる。
何枚か手応えを感じて撮影終了。
そのまま次の撮影場所に移動した。
なにせ時間が限られているので、休んでいる暇など無い。
予約してあったプール付きのホテルに入り、照明のテストをしながら直ぐに飛び込んでもらった。
水の中で体がデフォルメしていてなかなか面白い。
プールの端から背泳ぎをする感じで浮いて欲しいと頼むと、なかなか上手く浮かばない様子。
画像をチェックするとどれも表情が強張っていてビックリ顔になっている。
思わずモデルさんも爆笑。
色々挑戦したが、カメラを濡らす訳にもいかないし、プールサイドからの撮影はなかなか難しい。
今度は自分も潜って水中カメラで挑戦してみようという話で撮影を終えた。
珍しく締め切りにはだいぶ余裕があったのでじっくりと作品と向き合う事が出来た。
周りからも珍しく早いですねとビックリされた。
稚内に出張に出る際に従業員に梱包の仕方を指示して、送り先の書いてある資料を作業机に一緒に置いてニヤニヤしながら出掛けた。
今日になり、会社に電話をして仕事の指示をしながら・・・・
「そういえば作品送ってくれたよね?」
「作品?いいえ、ここにありますよ」
「はあ???????梱包の仕方まで教えて、送り先も全部解る様に置いてきたじゃん!」
「え?何時までに送れとか指示されていませんが・・・」
「お前バカじゃないの!!入りたての研修生じゃないんだろ? おまけに会話のひとつもしているんだから送らなきゃいけないって解るだろうさ!・・・」
久々に従業員を怒鳴りつけてしまったが、これが温度差というものだろうか・・・・
結局は自分の大切な作品を人任せにしたのが悪いのかもしれない。
締め切りは5月20日。 今日は19日・・・・ 電話をしていなければアウト!・・・
稚内から飛んで帰りたい気分だった。
まあなんとか締め切りギリギリでセーフ。
あとは審査を待つばかり・・・・結果が出たら報告します。

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