奥山陽一のコラム

2008/09/14

15夜

 
団子を食べながら皆さんにもちょっと暦を見てもらいたいなあと思ったので日記に書きました。

前にもどこかでこんな話をしたような気がしますが・・・

今日は14日なのに15夜。
15夜といえば満月のイメージ。

でも旧暦の数え方でいくとやはり今夜が15夜で満月ではありません。

では、皆さんもちょっと見てみてください。

暦やカレンダーに 大安とか先勝ちとかって書いてありますよね? 

はい!そこのあなた、暦を用意して!w

花屋さんなんかは仕事上、友引前日には通夜が無いから夜は
のんびり出来るなど、予定を立てる目安にしているかと・・・

大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅・・・と順序良く繰り返されています。

確認できましたか?

長くなるので、先月の8月30日赤口、31日友引を見てください。
ここだけ順序が違いますよね?先勝が無い・・・

この日から数えると、14日の今日が15日目。
旧暦の8月15日の15夜なんです。

月の満ち欠けを暦で一発検索するには8月31日を新月と考えてください。
そうすると、今月の満月は明日の9月15日になります。

皆さんも是非夜空を見上げて、暦と照らし合わせて見て下さい。 そして子供達にも伝えて頂きたい!

応用すると今年の旧正月は2月7日。
実は明治まではこの2月7日が正月だったのです。

3月3日が桃の節句(ひな祭り) これは嘘。
桃は三月ではないですよね。
旧暦の桃の節句という言葉が残り、単純に3と3の語呂合わせをしただけです。
3の倍数でアホになってはいけませんw
桃の節句は4月に行われていたのです。
5月5日も単に語呂合わせ。端午節句は6月です。

今私達が使っている、カレンダーや暦は明治以降、当時の政府の手によって変えられた歴史があります。

なぜ変えたか・・・・
それはその当時から未来に生きる今の私達の記憶から日本の侵略戦争という過ちの記憶を消し去る為なのです。

今の政府など問題にならないくらいに計算されつくされていたのかもしれません。
逆に言えばこのような事からこの国は狂い始めたのかもしれません。

月の満ち欠け、潮の満ち引きなどは人間の力をもってしても変えられないものがあります。

本来この星の生命自体が月の満ち欠け、潮の満ち引きの周期に関係して生きているのです。

さすがに当時の政府も、旧暦を完全に無くす訳にもいかずに、これらをダイニングメッセージのようなもので残したのではないでしょうか?

今ではインターネットだ何だかんだで簡単に調べられる時代ですが、 インターネットで人間の本能を狂わせる事が出来ても、命を育む事は出来ないのです!

自然と共存する事、人と人が直に触れ合う事でしか人は真に成長できない。 私はそう考えます。
奥山陽一のコラム
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